2015年07月05日

第47回福井県母親大会


命を生み出す母親は 命を育て 

   命を守ることをのぞみます…


このスローガンのもと、

全国各地で毎年、開催されている母親大会です。


福井でも7月5日、第47回母親大会が開催されました。


午前中に開催された分科会は、

「子育て」「教育」「いのちとくらし」

「エネルギーと原発(考えよう、核のゴミ)」

「男女平等と憲法・平和」があり、

私は、原発の分科会に参加しました。


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午後からの全体会のオープニングは

沖縄民謡や歌声。


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記念講演は弁護士の平山知子さん。


講演は「真に女性が輝ける時代を求めて」


とても70代とは思えないエネルギッシュで

笑いあり、涙あり…すばらしい講演でした。


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日本国憲法は空気みたいなもので、

生活していて存在に気づかないが、

あって当たり前、なくては困るもの、

そして、汚れたら困るものである。


人間らしく生きるために必要な13条幸福追求権と

25条の人間らしく生きるための生存権。


「働くことが権利」という27条の労働の権利と

働く者の権利を守る28条の労働者の団結権。


好きな人と結婚し家庭をもつことができる

24条の個人の尊厳・両性の本質的平等と

14条の方の下の平等。


そして、9条で戦争の放棄と戦力を否認し、

前文で、日本だけでなく、全世界の国民が

平和の中で生きる権利があることを確認している。


明治憲法のもとでは、

教育勅語で「天皇のために喜んで死ぬ教育」を行い、

「戦争反対」ということを言わせない、運動させない

「治安維持法体制」を敷いた。


これは、「見るな、聞くな、言うな、運動するな」

というもので、今の特定秘密保護法のようなもの。


そして、命を育む女性は戦争に反対する人が多いので、

黙らせるため、婚姻した女性は民法上「無能力者」に。


日本国憲法を「押しつけられた」という人がいるが、

押しつけたとすれば、それは、日本国民や国民運動が

「大日本帝国憲法に固執する勢力に押し付けたもの」


日本国憲法を押し付けてきたとされているアメリカは、

憲法ができてすぐに、アメリカの協力をさせるため、

日本に憲法を変えるよう押し付けてきている。


まさに、「押しつけ改憲」である。


いま、安倍政権のもと働く現場は

不安定雇用、生涯派遣、残業代無し、

首切り自由など大変で、とくに女性が大変。


日本の男女平等指数は、世界で104位。


このような中で、貧困格差が拡大している。


子どもの貧困、若年女性の貧困が深刻。


アメリカのように、若者が、貧困を理由に、自衛隊に

入らざるを得ない状況になることが予想される。


集団的自衛権について、政府は「砂川判決」を

引用しているが、まったくのデタラメである。


砂川判決には、「集団的自衛権」「自衛隊」を

「合憲」とは一言も書いていない。


安倍政権がやっていることは、2012年8月15日の

第3回アーミテージレポートそのまま。


「日米は、より強力でより平等な同盟が必要」

「アメリカは世界で一流国であることは疑いがない」

「日本は、二流国に成り下がっても構わないのか?」

と、問いかけ、「原発の再稼動」「TPP交渉の参加」

「集団的自衛権の行使」「秘密保護法」を求めている。


安倍政権は、国民ではなくアメリカに顔が向いている。


戦後70年の節目の今、世論は「戦争法案反対」

「憲法9条守れ」との声が大きくなっている。


確信をもって、国民の共同を大きくひろげ、

憲法の価値を取り戻そう!



さて…福井県の母親大会には、毎年、福井新聞社、

NHK福井放送局、FBC福井放送などのマスコミを始め、

県内の各自治体や各教育委員会が後援団体に。


敦賀市と敦賀市教育委員会も、以前は、

後援してくれてましたが、3.11以降、後援を拒否。


県内では、原発立地自治体の敦賀市、美浜町、高浜町、

おおい町だけが「原発の問題を取り上げている」と、

示し合わせて、後援してくれなくなりました。


何十年と続いている、すばらしい母親運動に対して、

原発が「踏み絵」の行政…残念ですバッド(下向き矢印)

posted by きよこ at 23:29| 日記2014.01〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする