2015年09月26日

映画「IAEAの素顔」と講演


26日、ドキュメンタリー映画「真実はどこに? 放射

能汚染を巡って」と竹内雅文氏(福島原発原告団)の

講演「IAEAの素顔、福井との関係のゆくえ」があり

ました。


IAEA(国際原子力機関)は、核の平和利用のために

作られた国連傘下の原子力推進機関です。


簡単に言うと、核兵器不拡散と原発推進の機関です。


そのため、IAEAはチェルノブイリ原発の事故の影響を

過小評価し、死者数は31〜32人、健康障害は白内障と

甲状腺癌しか認めていません。


内部被曝については認めようとせず、今なお苦しん

いる子どもたちの白血病や免疫不全等々について、

チェルノブイリ原発事故との関係を否定しています。


また、WHO(世界保健機構)は、IAEAとは対等では

無く、事故の影響を隠している…とのこと。


更に、チェルノブイリ事故による死者数が100万人近

くいると推測する、ニューヨーク科学アカデミーの

研究結果も認めていません。


IAEAが原発の推進機関だとは知っていましたが、

WHOまでチェルノブイリや福島原発事故について過

小評価し、他の学者の研究結果についてまったく聞く

耳をもたないようすを映像で観て悲しくなりました。


福井県とIAEAは「原子力人材育成の協力に関する覚

書」を2013年5月 に締結しています。


10月にIAEAの国際会議が福井で開催されます。


最後に講師は「IAEAについて先入観を持たず、IAEA

が日本に来て何をしようとしているか、しっかり見て

いく必要がある」と、締めくくられました。


10月の国際会議の申し込みは締め切られているため傍

聴できませんが…新聞報道などしっかり見ますダッシュ(走り出すさま)


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posted by きよこ at 23:56| 原発関連2013.6.30〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする