2019年11月12日

治安維持法国賠同盟の女性交流集会2日目

治安維持法国賠同盟の女性交流集会2日目。


全国のみなさんのお話の中から

多くのことを学ばせて頂きました。


治安維持法の犠牲者で生存されている方は、

高齢のため集会には参加できず…


でも、参加されている方の中には、父母など

身内が犠牲になられたという方もおられました。


戦前は、天皇に絶対的な権力があり

国民に主権がなかった時代、

侵略戦争が行われていた時代です。


そんな時代に戦争反対、国民主権、男女平等を

主張していた日本共産党は、

政府にとっては邪魔であり、非国民。


そのため、治安維持法によって、弾圧され

拷問を受け獄死した日本共産党員は多数。


でも、それ以上に多くの一般人が

検挙、拷問されました。


長野から来られた方のお話。


長野は貧しく、満蒙開拓に多くの県民が送られました。


働き手の若者が減り、

ますます農村では暮らしが貧しくなり、

そんな中で暮らしを見つめる作文教育をした教師が

多数、検挙され拷問を受け、転向を強要されました。


拷問により、体が不自由になって、父は一生、

苦しんでいた、と。


また、宮城県では、息子が戦死し、風呂屋で

「天皇陛下がら恨めしい」と嘆いた事が告げ口され、

検挙された年老いた女性もいたそうです。


このように、日本共産党を弾圧するだけでなく、

一般人にもモノを考えさせない、

自由にモノが言えないようにするのが

治安維持の狙いでした。


今、治安維持法の再来のような共謀罪ができ、

警察が自由に盗聴できるように盗聴法も改悪され、

都合の悪い情報は秘密裏にすすめられる

秘密保護法もできています。


でも、日本国憲法がストップをかけています。


そして、野党の共闘が、

憲法を変えようとする安倍政権の暴走を

食い止める力にもなっています。


戦前のようだけど、戦前じゃない…


治安維持法国賠同盟の運動を大きくし、

政府に治安維持法の犠牲を認めさせ、

犠牲者に謝罪させる。


そんな政治に変えていかなければ、

今が新たな戦前になりかねない。


治安維持法国賠同盟の意義を強く感じました。


来年、24歳で殺された伊藤千代子さんの

映画ができるそうです。


ぜひ、上映に際しては協力したいです。


さて、とても有意義な2日間でした。


代表として送り出してくださった

福井の同盟の皆様に心から感謝します。


帰ったら忙しいけど、がんばりたいです。
posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする