今日は、原子力特別委員会の議会前説明会。
日本原電から日本原電1号機の廃炉作業、
2号機の審査、3、4号機の増設状況、
日本原子力研究開発機構から、
ふげん、もんじゅの廃炉作業の進捗状況など
お聞きしまた。
また、新型コロナ対策も。
さて、日本原電2号機の件をザックリ説明すると…
2012年に規制委員会に日本原電2号機の下に
活断層があると指摘された日本原電は、
「活断層じゃない」と主張し、調査し
規制委員会に提出してきましたが平行線。
そして、日本原電は、2015年、
新規制基準の適合性確認審査受けるため、
原子炉設置変更許可申請書を規制委員会に提出。
ところが、2019年8月、破砕帯について
931ヶ所の記載の不備が指摘され、
その後、調査の結果、破砕帯と地震動で
合計1140ヶ所の不備がわかりました。
更に、今年2月に、未固結粘土状部を
固結粘土状部に書き換えていた事が発覚。
そのため、規制委員会から、
書き換えについて調査するよう求められていました。
そして、5月、データや文案で
250カ所で変更点を確認し、
それを元に日本原電がまとめた審査資料で
80カ所の書き換えや削除があったことが
明らかになりました。
未固結か固結かは活断層の判断に関わる問題です。
ところが、日本原電は書き換えたことについて
2月の議会前説明で、
「変更したことをマーカーで判るように
していなかったことが悪かった」と。
そして、今回は…
肉眼観察の結果がその後の顕微鏡の結果と違っても、
書き換えたり削除してはいけない、という認識がなく、
上書きして変更するものと思っていた、とのこと。
また、変更は、委託した調査会社がやったことで、
日本原電から変更を指示したわけではない、
結果については規制委員会が判断すること、と。
ある大学教授が、民間の調査会社は
クライアントに都合の良い調査結果を出さなくては
ならない、と言っていた事を思い出します。
日本原電さん、いつまでもお金と時間かけて
再稼働に固執してないで、そろそろ2号機も
廃炉の決断をすべきではないでしょうか?