2021年01月25日

議員定数について

今日は議会運営委員会で、

議員定数について話し合いました。


2年前、区長会から

議員定数を4議席削減するよう要望が議会に出され、

議長の諮問により、

議会運営委員会で話し合ってきました。


削減を求められるたびに削減するのか?

敦賀市議会に相応しい議員定数は…?


県内の比較、財政面での比較、人口による比較、

原発のある自治体との比較…

多様性などについても検討。


今日で話し合いは最終ということで、

区長会のみなさんが傍聴に来られました。


結論としては…議運で削減について決めず、

4削減、2削減の会派、現状維持の会派、

維持も含め両論ある会派があったという結論を

議長に答申することに。


今後、議員提案で、定数削減の議案が

出されることが予想されます。


前回、定数を削減したときに、様々な観点から審議し、

敦賀市議会にとって24人の定数が望ましいと削減し、

もう、これ以上は削減しないと決めたはずなのに…



なお、私たち党議員団は、現状維持を主張しています。

理由は…たくさんあります。


まず、議会は委員会中心主義で、

議案や請願を委員会で審査します。


様々な専門家によると

1常任委員会につき7〜8人が必要と言われています。


7人の奇数では、議案や請願の採決の時、

委員長は採決に加わらないため、

偶数で賛否同数となった場合、

委員長の権限で決定することになるため、

委員会の人数は8人が望ましいと考えます。


ちなみに、同じ偶数でも、6人だと、

委員長、副委員長をのぞくと、たったの4人です。


私の22年の経験からも8人が良いと思っています。


敦賀市は常任委員会が3つあるため、3×8=24で

議長を加えると25人となりますが、

定数増については市民の理解は得られないと考え

24人が妥当だと思います。


また、議員定数が削減されれば、

市民の身近な議員が減ることになり、

市民と議会の距離が遠くなってしまいます。


更に、当選に必要な得票が多くなると、

大きな団体などに所属していない議員は

当選が難しくなり、

少数派の民意が届きにくくなってしまいます。


多様性の面でも、議員が多いほど、

経験や考え方等が違う議員からなる議会となり、

より、多種多様な市民の意見が反映されます。


地方分権改革で自治体の業務は質、量ともに増え、

予算・条例等も増えています。


そのため、行政をチェックする

議会の負担も増えています。


このままでは、議員のなり手もいなくなり、

定数割れを起こすことにもなります。


議員になって22年…

議員って本当に忙しいです。


議会はテレビで見る本会議だけではないし、

近年は、議会改革もすすみ、

議員としての活動も増え、益々、忙しくなりました。


新しく議員になったみなさんは口々に

「こんなに忙しいとは思わなかった」と言われますが、

議員の姿が市民のみなさんに見えていないから、

議員が多いと感じられるのか?


市政に疑問を持っているけど、

議会がチェック機能を果たしているように

見えないから議員が多いと思うのか?


いずれにしても、

市民のための議会となるよう

議会改革は止めることなく続けていかなくては!

posted by きよこ at 23:00| 福井 ☀| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする