生活保護問題対策全国会議の
zoomによる生活保護の議員研修、2日目。
まず、扶養照会について。
扶養照会については、
私も3月議会の代表質問で取り上げました。
ちなみに、敦賀で
扶養照会で扶養に結びついた方は、ゼロ。
職員にとっては、かなりの労力ですが…ゼロ。
保護を受けたい方にとっても、
職員にとっても扶養照会はまさに不要…ナンチャッテ
丁寧な聞き取りが必要との国の通知をうけ、
生活保護問題対策全国会議は、
扶養照会を断る申出書と添付シートを作ったそうです。
ある市役所では、「これは助かります」と
感謝されたそうで…
私も使わせてもらいたいと思います。
次に、自動車の保有について。
自動車保有の問題は深刻です。
福井県は二人世帯の車の保有率は全国2位。
1人家族でも上位にあるくらい、車がないと
暮らしていけない地域がたくさんあります。
ところが、生活保護の申請時、自動車は資産とされ、
処分するように迫られるため、
生活保護の申請を断念するケースが多数あります。
講師の話によると、処分価値がゼロならば、
資産ではなく、生活用品。
公共交通の運行本数、移動にかかる時間など調べて、
車がないと通勤、通院、通学などが
困難であることを示して、交渉する必要がある、と。
生活保護問題対策全国会議では、
自動車保有の申立者を作ったそうで…
これも、役立ちそうです。
ホームページからもダウンロードできるそうで、
良かったらどうぞ!
ただ、車の維持費などは生保で出ないので、
車を保有する場合は生活扶助から捻出するため、
生活は苦しくなるだろう、と。
でも、京都府の郡部福祉事務所では、
必要な場合、車の保有を積極的に認め、
通勤のための車の保有の場合、
収入からガソリン代など必要経費は控除する。
障がい者の通院の場合は、距離の応じたガソリン代を、
医療扶助の交通費として支給する、とのこと。
すごい!
静岡のNPO法人POPOLOの夜回り、sos発信、
メール相談などは大変、参考になりました。
生活困窮者自立支援法は申請主義ではなく、
アウトリーチに重点を置いていることが特徴だが、
夜間のアウトリーチを行っている自治体は
ほとんどない、との話には、なるほど、と。
全国でほとんどやられていない夜回りを熱心に行い、
生活保護に繋げたり、様々な支援に結びつける
その原動力はどこから来るのでしょうか…
全国には、この会のみなさんはじめ、
私利私欲なく生活困窮者のために身を粉にして
活動されている方がおられることに、ただただ脱帽。
私も見習わなくては…💨