2021年09月05日

演説会&原発講演会

午前中は、日本共産党福井県委員会の

オンライン演説会でしたが…

機器の不具合で開始が15分遅れ、

しかも、チャンネルが変更になったので

別の会場やご自宅で視聴する方に

分かる範囲で連絡をとるのにバタバタ…。


そのため、前半ほとんど視聴できませんでした😞💧


藤野やすふみ衆議院議員は

国会で何度も原発問題をとりあげてくれ、

回数ではトップであり、

しかも半分以上は福井県の原発のこと、と。


ぜひとも3期目当選させなくては!

と、あらためて感じました。


穀田けいじ衆議院議員のお話しは久しぶり。


これまた、バタバタしててあまり聞けず…


後日、あらためて見たいと思います。


「日本共産党福井県委員会のオンライン演説会」



午後は、あいあいプラザにて、

元福井地裁の裁判官、樋口英明氏の講演

「樋口英明氏が見通す原発差止訴訟の転換点」の

YouTube配信の視聴会。


嶺南各地からご参加いただきました。


樋口氏のお話は、たんたんとしてましたが、

ブラックジョークで思わず笑ってしまう場面も。


大変、勉強になりました。


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大飯原発の運転を差し止めた判決の時、

被告側(関電)の弁護士は一人も来ていなかった。


忙しかったとのことだが、

10人もいるのだから、誰か来れたはず。


判決内容を知っていたのは我々、

裁判官、事務官など4人のみ。


誰も漏らしてはいないが、

専門技術の枠組みでは判決は出さないと

言っていたため、

関電側は負けることがわかって

来なかったと思われる。


危険か危険じゃないかで決めるのは当然。


原発事故のもたらす被害は甚大であり、

高度な安全性が求められる。


福島原発事故は、あってはならない奇跡が重なって、

福島の方には申し訳ないが、事故があの程度で済んだ。


例えば…

2号機は格納容器が破裂寸前まで膨張していたが、

あってはならないことたが、

弱い箇所があったため、穴が開けて圧力がぬけた。


もし、頑丈で穴が開かなかったら、

大爆発を起こしていた。


また、4号機も、本来なら

格納容器の工事を終えて水を抜いているはずが、

作業が長引き水が抜けてなかった。


そして、あってはならないことだが、

格納容器と使用済み燃料プールの仕切り板が壊れ、

格納容器の水がプールに流れ込み、

使用済み燃料プールが空焚きになるのを防いだ。


更に、使用済み燃料のプールの上で、

あってはならないことだが、

大きくも小さくもない、ちょうどよい水素爆発が起き、

天井が抜けて、プールに水を注ぎ込むことができた。


このように、奇跡が重なって

15万人余の避難の事故となったが、

奇跡がなければ250キロ4000万人が避難する

大災害になっていただろう。


地震観測網が出来たのは、

阪神淡路大震災以降、たかが20数年。


原発に関して地震学は非科学的。


30年以内に巨大地震が来る確立が

全国で示されている。


ところが、原発の敷地だけは

数万年に一度の確立という表現で

地震は来ないことになっている。


4つのプレートの上にある国は、世界で日本だけ。


南海トラフ地震が来たら、

伊方発電所の岩盤上での揺れの大きさは

わずか、181 ガルと。


信じられないことに、規制委員会の審査が通った。


地震大国において、高度の耐震性が求められるが、

一般家屋よりも低い耐震性。


原発裁判で、上級審で原発を止めたものは1つもない。


なぜ止めないのか。


正当な判断ができない理由は、

極端な権威主義、頑迷な先例主義、科学者妄信主義、

そしてリアルティの欠如。


専門技術論争ではなく、

誰でも理解できる本当の科学論争をすべき。


全ての裁判で、最高裁で勝たなくてはならない。


誰もが納得する理屈で勝たなくてはならない。


死の灰の問題は、科学的に処理できない。


原発は関東大震災クラスに耐えられない。


3.11を経験し、このことを知った我々の責任は重い。


裁判所は国民の人権を守る最後の砦と言われているが、

最後の砦であり、それまでに

原発の問題から守ってくれるものはない。


取り返しのつかないことをする人は、

政治家の資格はない。


国民がどう考えるか、最終的には国民の責任。


最後に、キング牧師の言葉で締めくくる。


問題に沈黙を決め込む時、我々の命は終わりに向かう



なお、講演はYouTubeでご覧いただけます。

「樋口英明氏後援会2021-9-5」
posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 原発関連2013.6.30〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする