2022年01月29日

保育セミナー受講

今年度、4回目の保育のオンラインセミナーを受講。


「コロナ禍から考える 保育の仕事と保育者の専門性」


報告1 白石正久氏(全国障害者問題研究会)による

「どの子も、いのちを守られ大切にされる保育を 

今、必要な視点を考え、保育を創りだすために」


日本政府は、

子どもの権利条約、障害のある人の権利条約などで

うたわれている「発達」を、

「成長」という文言に置き換えている。


発達は権利であり、意図的に働きかけが必要。


生まれつき障がいのある子もない子も、

同じように発達の節があり、発達していく。


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生活こそ発達の舞台だが、今、

大人にその保障を受け止める余裕がなくなっている。


障がいはなくても、親の孤立化などにより、

共感や確かな自我を形成しにくく、

発達のつまずき状況にある子どもが多い。


親子関係の初期において、

乳幼児検診、親子教室は極めて大切。


発達に課題のある子どもたちの療育や相談支援が、

営利主義に依存したものになり、

子どもと親を、コマ切れの寄せ集め生活に陥れている。


子どもだけでなく、大人も発達の主体であり、

若い職員や保護者とともに

学び合っていくことが必要…等々。



報告2 中山徹氏(奈良女子大学)による

「これからの社会と子ども・住民のいのちと生活を

守る保育所のあり方 公立施設の存在意義を考える」


少子化の2050年問題は、

コロナ禍により早まることが危惧される。


公立保育所は、

地域における保育の質、量に責任を持つ、

地域全体の子育て力向上を進める、

地域のセーフティネットの中心を担う…等。


ところが、政府は、

市町村が保育の実施に責任を持つことを記した

児童福祉法第24条一項を無くそうてしている。


少子化による保育園の統廃合、民営化ではなく、

定員を減らす、保育士などの配置基準を拡充させる

などすべき…等々。


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この間、市職員とのやり取りの中で、

「認定子ども園でも保育の実施義務はある」と言われ、

疑問に思っていたのでチャット機能で質問したところ、

「保育の応諾義務」との回答で、なるほど!と。


大変勉強になりました。



でも流石に、この1週間、研修、研修…


5日間、9講座はさすがにハードでした💦


しかも、もう月末です。


集金もあるし、拡大もあるし、

議会だよりも急いで作らなくては〜💨だし、

大変ですが、がんばります😅

posted by きよこ at 23:00| 福井 ☔| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする