2022年03月24日

広域行政組合議会&中野晃一さんの憲法のお話

昨日、敦賀市議会が終わったばかりですが…

今日は嶺南広域行政組合議会がありました。


図書館の3階の議場で、

午後1時半から始まり、3時40分まで。


予算質疑の中で、複数の女優に性的強要した

監督が作った映画「ハザードランプ」のロケ地を、

東京の秋葉原で開催されるふるさと甲子園で

PRする予算が含まれていることが明らかに…。


「敦賀も含め嶺南各地が映ってるし、面白い映画や」

と言う人もおられますが…やめてほしい。


その他にも、敦賀市議会で、

党議員団として反対している

新幹線駅前広場の工事の予算もあったし…

令和4年の予算について、若狭町の党議員、

北原武道さんとともに反対しました。


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夜は、総がかりアクションの憲法守る学習会の

オンライン視聴会に参加しました。


講師は、上智大学の中野晃一教授。


実は時間を間違えて、大幅遅刻だったので

途中からしか聴けませんでしたが…💦

とってもわかりやすいお話でした。



武器や軍隊をもっていたら、国民を守れるのか?


ウクライナは軍隊を持ち、軍事力を増強していたのに

攻撃され、国民を守ることができていない。


一度、始まった戦争は、止めることは難しいが

今後、東アジアに拡大させないことが重要。


日本は島国で、地上戦では、沖縄のように、

どちらの国にとっても被害は大きいため

上陸戦は最終手段であり、ミサイル攻撃が主流。


イージス・アショアを配備したとしても、

飛んでくるタマを、迎え撃って

タマで撃ち落とすことは不可能。


ウクライナは、軍事費を増やし

NATOに加盟しようとしていたため、

危機感を感じたロシアから攻められた。


島国であり、資源も豊富ではないため、

中国や北朝鮮などが、

日本を軍事的制圧する理由はない。


でも、自衛隊がアメリカ軍と一緒に

海外に行く事になれば

日本はアメリカ軍の拠点となるため、

逆に、危機感を感じる中国などから

攻撃される危険が出てくる。


日本が、攻撃されないためには

「憲法9条があるから武器を持たないし、

あなたの国を侵略しないから、安心してください」

とアピールすることが必要。 


平和が第1であり、平和外交しかない。


自民党、維新などは、ウクライナに便乗し、

憲法を変えようとしている。


昨年の衆議院選挙で

野党共闘は失敗したとマスコミは報道しているが、

自民党は議席を減らしている。


維新の会も増えたとはいえ、

2012年の54議席ほどはない。


2012年は、自民294議席、

ネオリベラル右派(みんな・維新)72議席、

穏健保守・リベラル・左派(民・生・社・共)76議席


2014年は、自民290議席、

ネオリベラル右派(維新)41議席、

穏健保守・リベラル・左派(民・生・社・共)98議席


2017年は、自民281議席、

ネオリベラル右派(維新・希望・国民)61議席、

穏健保守・リベラル・左派(立・社・共)68議席


2021年は、自民259議席、

ネオリベラル右派(維新・国民)52議席、

穏健保守・リベラル・左派(立・れ新・社・共)110議席


総選挙の前に、わずか有権者の1%しか党員がいない

自民党の総裁選が行われ、テレビで報道され続けた

影響は大きいが、それでも、

自民党は議席を減らし続けている。


小選挙区制になって投票率が激減した。


どうせ、1人しか当選しないし、

自民党が勝つに決まっている。


投票しても当選しない…と諦めている。


でも、郵政選挙、民主党の政権交代選挙は

投票率があがった。


小選挙区制でも、対決構図がハッキリすれば

投票率はあがる。


自民などの改憲勢力に対抗するには、

野党共闘しかない。


野党共闘は政治をかえるための有効な手段であり、

一枚岩である必要はなく、「アベンジャーズ」や

「七人の侍」のイメージ。


リスペクトの精神のもとで、

それぞれ得意なポジションでプレーをすればいい。


2016年の参議院選挙は、初の本格的な野党共闘だった。


全32の一人区で一本化し、11で勝利した。


一人区は全体の1/3であり、2/3が複数区。


複数区でも勝利することが重要。


反戦平和で合意ができる…等々。



中野氏は、第二次安倍政権が発足し、

安保関連法など強行可決の中で、

このままでは日本はまずい、と

市民運動に加わったそうです。


若い人がなかなか活動に参加してくれない…との

質問に、「私もそうでしたよ」と。


自分がかわいくてやってるのではない、

子や孫の世代のために、この平和な日本を、

自分たちの時代で変えてしまってなるものか、

とがんばっている。


その姿を若い人達は見てくれている。


そして、いずれ年をとれば合流してくれるだろう、と。


日本共産党の方ではないですが、

とても、共感できて元気が出るお話しでした。

posted by きよこ at 23:50| 福井 ☀| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする