今日は、予定では、本日オープンの
信金を改修したワーケーション施設の見学に行って、
金ケ崎緑地での「ヘイボンタイム」へ行って、
お昼からは、ロータリークラブの創立65周年記念事業
「未来を担う子どもの育成セミナー」に行くハズが…
前の晩、息子から連絡あり、急きょ、
体調が悪い双子の孫守りをすることに…💧
さーちゃんといーちゃんとバァバ、
3人でお絵かきしたり、
プリンを作って食べました。
昼過ぎ、ママが迎えに来て、
大急ぎでお昼ご飯を食べて、プラザ萬象へ。
ロータリークラブのセミナーで
児童虐待についてお話しをお聞きしました。
仁愛大学の青井夕貴先生のお話は…
令和2年の児童相談所への相談、通報は
全国205,029件、福井県1,113件で増えている、
とのこと。
でも、これは、氷山の一角…
件数が増えているから虐待が増えているわけではなく、
見守る意識が高まった、相談しやすくなった事も要因。
虐待には4つあって、多い順に
心理的虐待、身体的虐待、ネグレクト、性的虐待。
近年、心理的虐待が増えているが、
これは、法律が改正されて、定義が変わったから。
親のDVを子どもに見せることも心理的虐待。
児童相談所だけでなく、
市町村の児童相談の受付件数を見ると、
最近、法改正により警察からの件数が増えている。
虐待を受けている子どもは、就学前が約半数。
虐待者は、実母46.9%、実父40.7%で、
実父が増えてきた。
お父さんが子育てに関わるほど課題が見え、
ストレスとなり、虐待に…。
お母さんだけでなく、お父さんのサポートも必要。
ひとり親、貧困、障害、DV、外国籍、不登校、
ひきこもり、非行など、
複数の要因や背景が複雑に絡んでいる。
マルトリートメントとは、
大人の子どもに対する不適切な関わりのこと、
虐待に至るまでの良くない関わりのこと。
線引きは非常に難しく、誰にでも起こり得る。
これが虐待とならないように
マルトリートメントでとどめられるよう
周りの支援が必要。
保育士の立場、保護者の立場など、
立場によって価値観が違うので、
価値観をおしつけてはならない…等々。
敦賀警察署の宇佐美亮介課長のお話は…
県内では、虐待の7〜8割りが心理的虐待で、
面前DVがほとんど。
多様な問題が複合、連鎖しているが、
自主的な被害申告はできない…等々。
パネルディスカッションでは、
越前市にある児童家庭支援センター・児童養護施設・
子育て支援センターの「一陽」のお話しに、
感銘をうけました。
施設を退所して社会に出て、困難にぶつかった時、
ふらりと帰って来て相談できる場となるためにも、
施設にいる間に、いかに信頼関係を築くかが重要、
とのこと。
施設内の児童虐待が問題となっている中、
親、兄弟のように子ども達に寄り添って、
接している様子に、胸が熱くなりました。
里親活動をされている方のお話も、
当たり前の生活が大事、と。
大変、勉強になりました。
児童虐待の議員研修を何度か受講してきましたが、
福井県内、敦賀市内のリアルな現状を
お聞きする機会があまりなかったので、
参加させていただき、良かったです。
あくまで、政策の話でなく、
現状を知る機会として企画したとの前置きでしたが、
議員としては、お聞きしたことをいかし、
敦賀の子ども達のために、どうすべきか、
みなさんと一緒に考えていきたいと思います。