今日は後援会のみなさんに、
議会便りとともにアンケートを発送するため、
アンケート折りをしました。
協力のお願いをしたところ、
みなさん広げてくださり、
たくさんの方にご協力をいただき、
おかげで早く終わりました。
折りながら、議会の報告もしたりして…
楽しかったし、心から感謝です。
さて、家族のグループラインで
母が「おはぎを作ってお供えした」と書いてて
おはぎが食べたくなりましたが…
おはぎの代わりに白玉だんごを作って
餡子ときな粉で食べました。
実は、白玉粉にお豆腐を混ぜて作ったのですが…
私的にはどうかな〜?って感じでしたが、
うるさい夫が「おいしい」と言ってくれたので
ま、いっか😃💧
ちなみに、縞模様の器は、以前に
私が陶芸教室で作った作品です。
さて…
経済に関心をもっておられる青年と一緒に
経済について勉強する会を計画したものの…
毎日、何かしらの締め切りに追われ…
なかなか読めなかった大門みきし元参議院議員の
本「やさしく強い経済学」…
いよいよ明日、勉強会ということで読み始めたら…
いや〜すごい❣️
あまりの面白さに一気に読んでしまいました。
【新自由主義とは?】
新自由主義って、昔から聞くけど…
ちなみに、なぜ「新」がつくかというと、
17世紀から18世紀、絶対君主制の時代、
自由に経済活動できるようにと始まったのが
最初の「自由主義」。
その後、産業改革がすすみ、規制がない中、
資本家がもうけを増やすため
子どもや女性をふくめ労働者を
過酷に搾取するようになりました。
このような中、マルクスは、
社会のあり方に疑問をいだき、資本主義を分析し、
変革の道を示した「資本論」を発表。
これが、科学的社会主義の思想の始まり。
そして、社会主義運動が高まり、ロシア改革が勃発し、
西欧諸国でも一定の労働者保険、社会保障制度の
整備がすすみました。
ところが、1980年代になり、昔のような自由主義、
もうけ放題の資本主義に回帰しようという動きが
アメリカ、イギリスで始まり…
社会主義とは無縁の人権抑圧国家になってしまっていた
ソ連が1990年代はじめに崩壊し、「資本主義の勝利」
と、本格的に新自由主義が世界に広がりました。
で、日本でも本格的に始まったのは2000年頃…
小泉・竹中「構造改革」から、だとか。
新自由主義の目的は、
大企業のもうけを最大化すること。
@非正規労働を拡大し、賃金の押さえ込みました。
A企業の社会保障料を軽減するため、
社会保障費を削減しました。
B所得再分配機能を否定し、大企業や富裕層の減税、
消費税を増やしてきました。
C公的責任を放棄し、国や自治体の仕事を民営化
しました。
Dマネー資本主義によって、金融、マネー経済が
肥大化しました。
【新自由主義には4つのウソ】
新自由主義には4つのウソがあります。
@「成長から分配へ」のウソ。
賃金は増えず、大企業の内部留保が増え続けている。
A「市場原理にまかせておけば、すべてうまくいく」
のウソ。
中小企業には、市場競争に勝ち抜け!負けたら自己責任
と市場原理主義が押しつけられたけど…
大企業は、減税や莫大な支援など政府をあげて支援。
B税のフラット化、大企業や高額所得者への減税を
すすめれば、経済が活性化するというウソ。
大企業に減税しても、設備投資には回されず、
余剰資金となって株や証券投資のマネーゲームに
つぎこまれ…
富裕層もほとんどが大株主で、貯蓄が増えた分、
マネーゲームに投資し、さらに蓄財するだけ。
実体経済の成長にはつながっていない。
あれから20年。
非正規雇用の拡大で、
不安定雇用と低賃金構造は固定化。
経済は活性化するどころか停滞し、
成長できない日本になってしまっています。
【成長できない日本】
経済大国日本って思ってたけど…
でも、今では成長できない日本になっています。
1980年代、日本の半導体産業やテレビ産業は
世界一の市場シェアを誇っていましたが…
今や、韓国や中国企業に圧倒されています。
電気自動車市場でも、アメリカや中国に
追いつけない状況です。
なぜか!?
それは、2000年代以降、日本ではコスト削減として
相次いでリストラを強行。
居場所を失った有能な技術者、数千人が中国や韓国へ…
その後、中国も韓国も、売上げを拡大し急成長。
一方、日本の大企業は賃金を抑え利益を確保し
巨額の内部留保をため込んだものの、
競争力は落ちてしまった…💧
こうした中、岸田首相は、「新しい資本主義」を
進めると言っていましたが…
自民党総裁選の公約は投げ捨て?
結局、大企業に言われるまま、アベノミクスを継承。
財界から多額の献金をもらってる自民党に
新自由主義からの転換ができるはずがない…
そこで、日本共産党の経済政策の登場です❗
【日本共産党の「やさしく強い経済学」】
「成長から分配へ」でなく「分配から成長へ」
@大企業の内部留保に課税せよ
A富裕層に課税せよ
B消費税を減税せよ
日本共産党は、アベノミクスによって増えた
大企業への内部留保に課税をすることを
提案しています。
具体的には、資本金10億円以上の大企業にたいして、
2012年度以降に増えた内部留保額を対象に課税する。
ただし、「健全な内部留保の蓄積」には課税せず、
「余剰資金」部分に課税をするため、
企業設備を増やした企業には、その増加分を
課税対象額から控除。
そして、控除した後の内部留保にたいして、
毎年2%の税率で、5年間の時限的課税をおこなう。
これによって10兆円の財源が生まれます。
この財源を使って、中小企業・中堅企業を支援し、
最低賃金を時給1500円にあげます。
内部留保の課税には3つの効果が!!!
@ゆきすぎた大企業優遇の減税の一部を取り戻すため、
税の不公平をただすことができます。
A内部留保課税の対象から賃上げ分を控除することで
賃上げすれば税負担が減るので、賃上げを促進します。
B国内設備投資額を課税対象から控除することで
グリーン投資をふやすなど、経済の持続可能な発展に
つながります。
気候危機を打開するために、
ぜひ、グリーン投資をして欲しいですよね。
更に、富裕層に課税、消費税を減税など…
世界では当たり前の流れになっています。
未来に希望持てる日本にするために、
ぜひ、実現させたい❣️
その他にも…
@賃上げと社会保障が日本救う
A気候危機打開の取り組みは経済成長にも貢献する
Bジェンダー平等の実現が経済の未来も決める
…等々、読んでてわくわくするお話でした。
マーカー引きすぎて、しまいには
インク薄くなりました😅
さて、赤旗日刊紙の一面に、
「異次元の金融緩和は完全に破綻
政治の責任で実行ある賃上げを」との記事。
本の内容とも重なって、よく分かる内容でした。
このままでは、日本はどうなるのか?と
不安に駆られている方、多いのでは?
「やさしく強い経済学」に、
打開策が書いてあります。
ぜひ、党派を超えて多くの皆さんに
読んでいただきたいです。