今日は、新日本婦人の会で、
敦賀市へ要望書を提出し、交渉をしました。
新婦人は60年前に、童画家のいわさきちひろさん、
女性活動家の平塚らいてふさん、
小説家の壷井栄さんらの呼びかけでできた
個人加盟では国内最大の、国連NGOの女性の団体です。
かつて、保育園の増設、ポストの増設、
保育園の延長時間、休日急患センターの整備など…
敦賀市へ要望して実現してきたそうです。
当時は、市長が出てきて、新婦人の要望に
耳を傾けてくれたそうですが…
私が市議になる1年前から要望活動を再開し、
今年で、25年。
残念ながら、一度も市長は出てこられません💧
それでも、毎年、続ける中で、
学校の図書館司書の配置、
就学援助の改善(振込、入学前支給など)、
学校給食の油を菜種油に変更、
保育園の脱脂粉乳を低脂肪牛乳に変更,
男女共同参画室の月曜日の開館…などなど、
いろんなことを実現しています。
今年も、保育、教育、福祉、暮らし、原発の問題で、
会員さんや周りの方から寄せられた
18項目の要望を提出し、話し合いをしました。
保育所の最低基準(配置・面積)の見直し、
統廃合はやめて公立園のまま残して整備を…等々は、
あいかわらず、のれんに腕押し、糠に釘…。
保育士の処遇改善や正規雇用を増やす事について
尽力されていることについては、
高く評価させていただきますが…
もっと現場の声を聞いてあげて欲しいです。
学校のトイレに生理用品を備えてください、と
昨年に続き、今年もお願いしましたが…
現在、市内の半数の学校でトイレに置くようになり、
残り半数は保健室に置いているそうす。
学校長の判断のようですが…
個室に置いてある学校とない学校があるのは
どうでしょうか?
本当なら、すべての学校で平等にできるよう
県の教育委員会が決定し、生理用品を購入して
各学校におろしてくれると良いのだけど…
県がやらないので、ぜひ、敦賀市に
がんばってもらいたいです。
中池見湿地のスロープカーの再開の要望も、
今年もしましたが、毎回、同じ回答です。
もっと機運が高まったら出来るかもしれないが
厳しい、とのこと。
そもそも、市税を使わず、基金だけで
管理・運営をすると決めていることに問題があります。
そして、基金が少ないと言いながら、
基金を増やすためにふるさと納税しようとしても、
「使い道」の選択肢に中池見湿地の保全が無くなり、
「都市基盤の充実に繋がる支援」の中に
中池見の保全を入れてしまったことも問題です。
中池見に使って欲しいとせっかく寄附しても、
新幹線開業に向けた駅周辺整備や清掃センター、
廃棄物処分場の整備といっしょくたにされたのでは、
「中池見にほんとうに使われるの?」と
疑問や不安で気持ちが萎えてしまいます💧
議会でも党議員団として取り上げていますが、
基金についても見直しが必要です。
今回、市庁舎にATMを設置して、と初めて要望。
市役所の整備の基本計画にはあったけど、
福井銀行が、各役場からATMを撤退する方針で、
敦賀市が独自で整備するとすれば1200万円、
ランニングコストに600万円必要。
そのため、他の金融機関に相談したり
いろいろ検討した結果、
ATMをやめて授乳室にした、とのこと。
いろいろ奮闘されたことがわかりましたが…
市民が困っているんですよ?
庁舎前の「TSURUGA」のモニュメント、
700万円しましたよね…?
ATMや中池見のスロープカーなど
市民が不便を感じ、整備してと言うものは
「高い」から出来ないけど、
ムゼウムや赤レンガなどの金ケ崎周辺整備、
駅周辺開発は億のお金を使って、
維持管理費に数千万使うのはOKって…
誰のための市政なんだろうか?
その他、原発事故に備えたヨウ素剤について
これまで全市民に配布するように求めてきましたが、
今年秋から、福井県が、市内の12歳以下の子ども、
妊婦さん、障がいのある方などで希望する方と
その同居家族に配布することを決めました。
でも、広報とホームページでお知らせしたぐらい。
今度、「きらめきくらぶ」でも広報するらしいですが…
保育園、学校などを通じて各家庭にお知らせするなど、
より多くの市民にお知らせするよう求めたところ、
検討する、とのことでした。
さて、2時間あっという間で、参加者のみなさんは、
もっと伝えたいことがあったのに…と
少し、物足りない感じ…💧
おばちゃん達は話し出したら止まらない?ため
かつては1時間以上オーバーしてましたが…
ここ10数年、限られた時間内に終わるよう
要望項目を絞って提出しています。
来年は、ゆとりを持ってお話できるよう、
時間を延ばしてもらおうか、と帰って行かれました。
「女性が変われば社会が変わる」と言いますが、
新婦人の輪がもっと広がれば、
敦賀ももっと良くなるだろうなぁ〜!!!