今日の午前中は、もんじゅ敷地内に作る予定の
試験研究炉について議員説明会がありました。
午後からは、敦賀市議会の議員研修がありました。
まず、議員説明会について報告します。
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説明者は、文科省の研究開発局の原子力課長。
日本原子力研究開発機構と
京大の教授と福井大学の教授が同席されました。
文科省の説明によると…
研究炉で中性子を作り、研究や産業利用に役立てる、
高度な原子力人材の確保、育成強化をはかる、と。
完成は10数年先とのことで、決まってないことばかり。
炉の運転など実施主体について、
日本原子力研究開発機構とする見通し…
ということで、これもまだ未定?
そこで、
日本原子力研究開発機構がするのか、質問したところ…
文科省「日本原子力研究開発機構が
ふさわしいと考えている」
ふさわしい…?
確か、日本原子力研究開発機構は
もんじゅについて、1万件近い機器の点検漏れが発覚し
その後も繰り返し違反行為が明らかになったため、
原子力規制委員会から、運転主体として
「ふさわしくない」と言われていたけれど…
研究炉は「ふさわしい」のか…?💧
今後のスケジュールに地元同意が書いてないけど…
確か、地元同意はいるハズでは?と、質問したら…
みなさん、「安全協定は必要だが」と
回答するけれど、地元同意についてはしどろもどろ…
分からないのか? かわしているだけなのか?
何と答弁してるのか、わからないのは私だけ?
また、研究炉とは言え、核のゴミは出るわけで…
使用済核燃料の年間の量、処理処分について
質問したところ…すべて未定。
出力10MW、実験装置は20台(想定)、
職員の試算は100人程度、
外部利用者は約1万人(推定)、
炉の運転は別に80〜90人…と、
プラス面は数字で示すのに、マイナス面は未定…💧
これまでも、何につけ、ずっとそうでしたが…
京大教授が、熊取の研究炉が
あと4年で廃炉になるので、
敦賀に研究炉ができるのはありがたい、
と言われたけど…
完成は、まだず〜っと先だし、
その間はどうするのかな?と思ったけど…
そこまで私が聞く必要は無いかな〜と
質問しませんでした。
さて、研究炉の賛否については、
市民のみなさんと相談して決めたいと思います。
とは言え、10数年先…
私が、議会に在籍してるか分かりませんが😃💧
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午後の議員研修は、弁護士の太田雅幸さんによる
「議会における政策形成、政策提言能力の向上について」
さぞかし、難しい話だろうなぁ〜と思いましたが、
とても参考になるお話でした。
以下、簡単に説明すると…
市民から寄せられる要望や相談の中に
市の問題点や新しいアイデアがある。
執行部に繋げて、その場限りの処理をするのか、
それとも法的に解決すべき問題と受け止めるか。
べつにイチから条例を作らなくても良い。
執行部の援助を受ければ良いし、
罰則を伴う場合は検察と協議すれば良い。
大津市議会では、条例の策定について
様々な大学から助言をもらっているし、
政務活動費を使って、外部人材を活用している議会も。
…等々、いろんな先進的な議会の例をあげながら
話されました。
指定管理制度、公契約の中で、
働く人の雇用条件を改善するためには、
募集要項の中で、社労士の適格マークの添付を
求めるなど工夫ができる、とのこと。
公契約条例で優れた事例を質問したところ、
後に議会を通して回答をいただけるとのこと。
ぜひ、参考にして、議会で求めていきたいと思います。
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市役所1階ロビーで、オレンジリボンキャンペーンの
展示があります。
子ども達が辛い思いをしないですむ社会にしなくては!
その隣りに、敦賀市の今年初めての取り組み
「幼児教育・保育自然体験等支援事業」の様子が
展示されてます。
市内の保育園、幼稚園などの年長さんが
海に飛び込んだり、東浦でみかん狩りしたり、
地引き網体験をしたり、芋掘りしたり…
そう言えば、孫のあーちゃんも、行ったっけ。
せっかく、複数の園から子どもたちが参加したけど、
コロナ対策で他の園の子との交流は無し。
園単独での行動だったらしい…
コロナが恨めしい…
でも、子どもたちは、大いに自然を満喫できたようで
良かったですね💕
来年もぜひ、実施して欲しいです。