2024年05月17日

ギャンブル等依存症問題啓発週間

毎年5月14日から20日まで

「ギャンブル等依存症問題啓発週間」

だそうです。


ギャンブル依存とは…


ギャンブルを続けたいという衝動が抑えられず、

貯金を使い果たし、

借金をしてでもやめられない状態です。


大谷翔平さんの通訳さんが

約6億8000万円もの大金を

大谷翔平さんの銀行口座から送金して、

銀行詐欺などの容疑で起訴されたけど、

あれも、ギャンブルによる多額の借金…


私も、これまでも生活相談の中で、

ギャンブル依存の方が何人かおられて…


2007年頃だったか…?


福井のギャンブル依存症の学習会に

半年、通ったことがあります。


2012年には、

大阪で開催されたギャンブル依存症の

自助グループの

「オープンスピーカーズミーティング」

にも参加したりして…


そこでわかったことは…


ギャンブル依存症は、病気である。


アルコール依存症よりも多けれど、

目に見えず、わかりづらい。


自覚していない当事者も多い。


ギャンブル依存の根っこは、

アダルト・チルドレンと言って、

いわゆる、機能不全家族の下で育ち、

家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、

おとなになった人たちが多い。


傷は、いろいろあって…


例えば、赤ちゃんの時、泣いても

直ぐに抱いてあやして貰えなかった、とかも。


誰にでも傷はあるし、

日本は統計はないけどが、

アメリカでは8割がアダルト・チルドレン。


だから、誰でも、

何らかの依存症に陥ってしまう可能性がある。


ギャンブル依存症には「愛の力」は通用しない。


常に頭はギャンブルでいっぱい。


家族が何を言おうが聞く耳はなく、

お金を工面するためなら嘘もつくし、犯罪も侵す。


そして、後悔して自暴自棄になり、

自殺する人が多く、死に至る確率が高い病気。


一生治らないケースが多く、

精神科で安定剤などの薬をもらいながら、

自助グループに通って、話し合い

「ギャンブルをしなかった日」を続けるしかない。


ガマンできなくて、ギャンブルに行ってしまったら

また次の日から、ギャンブルしない日を続けていく…


それを繰り返すしかない…等々。


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本当に、深刻で、難しい問題です。


でも、敦賀には

当事者の会も、家族会もあり、

定期的に会合をひらいています。


ぜひ、ご相談ください。


posted by きよこ at 23:28| 福井 ☀| 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする