2024年05月23日

港にある敦賀水産基地へ&チョコレートバス

今日は、敦賀の港、松栄町にある

福井県漁連の敦賀水産基地へ

市議有志で視察に行きました。


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株式会社ふくいぎょれんの

常務取締役さんと、工場長さんが

お忙しい中、対応してくださいました。


まず、成り立ちや現状などについて

お聞きしました。


2011年フクシマ原発事故後、

嶺南の原発が停止している中、

当時の西川知事が雇用対策として

敦賀に整備を決めたそうです。


福井県漁連が、国や県の補助金をもらって建設し、

株式会社ふくいぎょれんが運営しています。


ちなみに、株式会社ふくいぎょうれんは、

県漁連の100%子会社だそうです。


敦賀水産基地は、8年前から稼働していて、

製氷工場、冷蔵庫、水産加工施設があります。


県漁連の施設は、県内各地にいくつかありますが、

水産加工施設は、ここ、敦賀だけだそうです。


敦賀の雇用対策として整備したため、

最初は、地元の方のみ雇用していたけれど…


2、3年でやめてしまい、

現在は、カンボジアの技能実習生が

たくさん、働いておられるとか。


社員、地元の非正規雇用、

カンボジアの技能実習生、

あわせて30人が働いておられるそうです。


その他にも…


・メインは、敦賀で捕れる魚で、

 魚市場や前浜(近くにある浜)から仕入れ、

 一次加工をしている。


・一番多いのは、ふくいサーモン。


・業者からの委託で、加工することもある。


・学校給食用の加工は、2割程度。

 学校では単価が50円以下だが、100円以上する。

 かつて安かったサゴシでも300円するため、

 採算がとれず、

 県や市の補助がなければ給食に出せない。


・整備した8年前に比べ、魚の種類が変わり、

 漁獲量も減ったため、値段があがり、厳しい。


・コロナ以降、都市部を中心に、物流が変わった。

 インバウンドの需要も増えた。


・福井の魚は定置網で捕っていて、評価が高い。

 マーケットが拡がり、輸出にひっぱられ、

 ますます価格があがっていいる。


・原料が値上がりしているが、

 末端の賃金は追いついておらず、板挟み状態。


・冷凍は、エアブラスト、アルコール凍結など

 用途によって使い分けているが、

 トンネルフリーザーの機械が導入できれば、

 学校給食や前浜の急な要望にも応えられるが…


・ふくいサーモンでHACCPを取得しており、

 輸出もしている。


・他県でも、水産加工施設を持っている

 漁連はあるが、加工をするのは単品のみ。

 敦賀は採算は合わないが、

 漁業者の要望で、様々な魚を加工している。


・アラもウロコも全て売れるため(安いが)、

 魚腸骨の廃棄はゼロ。 


・定置網は県の許可、巻き網は大臣の許可。


・巻き網漁の船は激減した。


・船主の後継者はいても、乗組員がいない。

 そのため、乗組員も外国人労働者が多い。

 外国人労働者がいないとやっていけない。

 …等々。


1時間半にわたりたくさんのお話しをお聞きし、

大変、勉強になりました。


その後、施設内の見学をさせていただきました。


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マイナス35℃、マイナス20℃など、

冷蔵庫(冷凍庫)に入ると、

あまりの寒さに、胃が痛くなりました。


みなさん、大変な環境で

働いておられることがよくわかりました。


学校給食で、

敦賀の魚をもっと食べさせて欲しい!

と思っていましたが…


県や敦賀市の補助金が不可欠ですね。


いつも、敦賀水産基地の前を通るたび、

見学したいと思っていましたが…


ようやく、実現しました。


貴重なお話しをお聞きし、

貴重な体験をさせて頂き、

関係者のみなさまに感謝です。


   🚌   🚌   🚌


先日から、気になっていたロイズのバス。


去年も来てましたね。


生協のカタログでも買えるけど…

せっかくだし、と、2個買いました。


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朝11時から夜7時まで、6月2日までだそうです。


5月27日から30日まではお休みだとか。


気をつけてね〜


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posted by きよこ at 01:56| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする