2024年07月13日

原発の使用済燃料の乾式貯蔵の学習会

7月13日、プラザ萬象で

敦賀市戦没者戦災死没者追悼式が行われました。


昭和20年の3回にわたる空襲で市民225人が、

戦地等で1,764人が、戦争の犠牲になっています。


黙祷、追悼の辞の後、花を捧げ、

亡くなられた方々の冥福と世界平和を祈りました。


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今年はじめて、会場内で、

敦賀市の戦災の写真が提示され、

当時を知る世代から、若い人まで、

食い入るように見ていました。


敦賀の戦災の様子を見る機会は少ないので、

良い取り組みですね。


これからも、ぜひ、続けて欲しいです。


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午後は、あいあいプラザで、

「原発使用済燃料の乾式貯蔵 Q&A学習会」

がありました。


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講師は、長沢啓行大阪府立大学名誉教授です。


講師からの40分の説明の後、

1時間、参加者からの質問に答える形式でしたが…


100名近い参加者で、時間がオーバーするほど、

質問が相次ぎました。


たいへん、わかりやすいお話しで、

目からウロコ…


まず、使用済燃料を置いておくのに、

乾式貯蔵と燃料プールでは

どっちがマシかというと…


燃料プールの方がマシなんだそうです。


構造上、中性子やガンマ線など

放射線が漏れるキャスクに使用済燃料を入れて、

空気が循環できるよう空気孔がある建屋に、

置いておく乾式貯蔵の方が、

作業員の被爆も増えるし、危険です。


更に、使用済燃料をプールから取り出し、

キャスクに入れることで、

燃料プールに空きができるので、

結果的に、原発の稼働延長が可能となり、

危険な老朽原発の運転が続けられることに…


そして、燃料プールに、

使用済燃料が次々と入れられ…


高温の使用済燃料がプールに入っている状態で、

大地震が起きて水漏れしたら…


崩壊熱で燃料が溶け、

放射性物質が大量にもれる大事故の危険が…。


そのため、乾式貯蔵には、

三重の危険があるわけです。


なので、関電が言うように、

これ以上、貯蔵量を増やさないと言うのであれば、

あらたに、多額のお金をかけて

危険な乾式貯蔵を整備する必要はないし、

このまま、60年の寿命を全うして、

終わることができるわけで…


原発を止めるなら、今しか無い、と。


なるほど〜❗


また、関電は、燃焼度制限を引き上げた

高燃焼度燃料(ステップ2)を使っているそうで…


その使用済燃料は、より高温で、より危険。


そのため、キャスクも無いし、

むつ市にある使用済燃料中間貯蔵施設も

受け入れを拒否しているし、

六ヶ所村の再処理工場にも行けない、と。


知りませんでした。


更に、使用済燃料を混ぜたMOX燃料を

使って運転するプルサーマルで出た

高燃焼度の使用済燃料は、

プールで冷ますのに90年かかるそうで…


90年…


誰が責任をとるのでしょうか?


まさに、トイレ無きマンションです。


お話しを聞いていて、胸が重苦しくなりました。


でも、とてもわかりやすいお話しで、

ぜひ、たくさんの人に聞いて欲しいと思いました。


「知は力」です。


未来の子ども達が

安心して安全な敦賀で暮らせるよう、

これからも、学びながら、力をつけて、

運動を続けていきたいと思います。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 原発関連2013.6.30〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする