今日は、高浜町で
「老朽原発動かすな!高浜全国集会」
があり、バスに乗って、
みんなで行ってきました。
高浜原発の展望台からゲート前まで行進し
ゲートで、関電宛への要望書を提出。
いつも思うけど、必要以上に大勢の警察官。
関電のゲートにも、鍵がついて、
トゲトゲついた仮設のゲートが取り付けられ、
中に入れるのも、要望書を渡す人だけ。
シュプレヒコールあげて、
行進して、集会するだけなのに、
まるで、過激派への対応そのもの。
しかも、車体の上に台がついた車の上から、
シュプレヒコールよりも大音量で、
注意喚起し続けるので、
シュプレヒコールが聞こえず、
単なる妨害にしか思えない…
さて、おにぎりを食べて、
お昼から、高浜町文化会館で、全国集会。
記念講演は、まず、珠洲市の北野進さんで…
珠洲原発の予定地が、大きく隆起した。
能登半島で最も隆起したところは、
5.2bもあった。
そもそも、能登半島は、
巨大地震によって、形成されてきた。
今回の能登半島地震では、
志賀原発も敷地内の地盤は、ガタガタで
76カ所の損傷があった。
能登半島地震の被害の特徴は、
建物倒壊、大規模火災、土砂崩れ、液状化、
津波、災害関連死、広域停電…など、
過去30年、日本が経験した地震被害が
すべておこり、
それに加え、隆起、道路の陥没がおきた。
志賀町には避難計画があるが…
自治体広報車は道路寸断で走れなかった。
停電で、TVなど家電製品は使用できなかった。
緊急速報メールは、携帯電話各社が
停波で使用できなかった。
原発の放射線防護施設も損傷した。
原子力防災は、巨大自然災害に向き合っておらず、
地震、津波、竜巻、豪雪、台風などが
原発震災と重なったら、対応できない。
自然災害の対応で、手いっぱいであり、
原発は全廃すべき…等々。
次に、元福井地方裁判所裁判長の樋口英明氏による
「原発の本質と原発訴訟」。
樋口さんは、「原発の本質はたった2つ」と。
@人が管理をし続けないと暴走する。
車や電化製品など、止めたら止まるが、
原発は、止めても、
管理し続けなくてはならないし、
そうしないと、暴走をして事故がおきてしまう。
運転延長で、
動いていない間は老朽化しないと言うが、
我々でも、寝てる間にも老化するのは当たり前。
50年前の飛行機に、乗りたいと思いますか?
A暴走したときの被害は想像を絶するほど大きい。
ウクライナ問題で、運転延長を言い出した。
コストの問題ではないと判決文に書いたが、
向こうがコストを言うので、
売られたケンカを買ってコストの問題を言うと…
東京電力の売上は年5兆円。
利益率は5%で、2500億円。
福島第1原発事故の損害賠償は
少なく見積もって、25兆円。
事故によって100年分の利益をなくした。
当時、吉田所長は、2号機の格納容器が
吹き飛ぶことを覚悟した…と言っていたが、
もし、2号機の格納容器が吹き飛んでいたら、
2440兆円の経済損失だった。
単なるエネルギー問題ではない。
環境問題もあるが、国防の問題でもある。
国防上、一番の弱点は原発。
豊かな国土を守って次の世代に渡そうと思えば
簡単に、踏み出せる。
珠洲の人達が、原発の建設を止め、
私たちを透くってくれたように、
我々も未来を切り開いていきたい。
…等々、わかりやすいお話しでした。
なお、集会には、日本共産党から
藤野やすふみ元衆議院議員と
小柳しげおみ2区予定候補が参加しましたが、
他の政党からは、
議員や候補者の参加はありませんでした。
その後、全国の運動の報告などがあり、
1時間ほど、高浜町内をデモ行進しました。
暑さ寒さも彼岸まで…と言うけれど、
7000歩ほど歩きましたが、汗もかかず…
つい、先日までの、うだるような残暑が
信じられないくらいです。
こうして、原発運動オンリーの三連休は、
終わりました。
明日から、また、議会です。
がんばります。