2024年09月28日

映画「ソニータ」&母親大会&少子化問題の議員研修

午前中は、人道の港敦賀ムゼウムで

映画「ソニータ」を観ました。


アフガニスタンで生まれ、タリバンから逃れ、

イランに避難した少女ソニータを

監督が3年間、取材してできた

9年前のドキュメンタリー映画です。


アフガニスタンでは、10代の少女が、

家族のために結婚(身売り)させられるのは

当たり前のこと…


また、イランでは、

女性が人前で歌うことは法律違反で…


そんな中で、

歌で強制結婚の問題を告発をし続ける

ソニータに涙、涙…


ソニータ「売られる花嫁」



映画を観た後は、ムゼウム2階の

企画展「緒方貞子展」へ。


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「国家の安全保障」から「人間の安全保障」へ、

転換し、取り組んできた歴史など、

紹介されていて…


緒方さんの言葉の数々が、胸に刺さりました。


映画は、今日まででしたが、

緒方貞子展は、10月1日までです。


良かったら、ぜひ、どうぞ!


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受付の前に、お土産コーナーがあって、

新しいリンゴタオルが売られていました。


今までの、リンゴの型に固められた

黄色いフェイスタオルと違って、

丸いコースターのよう…


水につけると、可愛いハンドタオルにv


クリアファイルも可愛かったです。


リンゴの香りの紅茶を買いました。



午後から、「第69回 日本母親大会in和歌山」


敦賀のオンライン会場で、

みんなと一緒に視聴しました。


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記念講演は、

第五福竜丸展示館学芸員の安田和也氏による

「第五福竜丸、みんなの船 〜ビキニ水爆実験70年、

世界のヒバクシャとともに核兵器のなき地球を〜」


まず、第五福竜丸の被曝の実態と

世界各地に核実験による被爆者がいて

命を亡くしていることが話されました。


そして、核兵器の数は、

かつて7万発あったけれど、12120発に減り、

そのうち、使える核兵器は9500発に。


核兵器は、減ったけど、

戦術的核兵器は330発増えているそうです。


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上のグラフは、雨の中に、

どれだけ、放射線が混じっているかの研究で、

青が、セシウムで、赤が、ストロンチウム。


1955年以降、核実験により、雨に、

セシウム、ストロンチウムがたくさん、

混じっていました。


1962年のキューバ危機の年は、

178回、核実験がおこなわれましたが、

1963年に、部分的核実験が禁止され…


1996年には、包括的核実験禁止条約が

採択され、核実験は減り、

セシウムもストロンチウムも

減り続けていましたが…


真ん中の1986年、チェルノブイリ事故で、

セシウム、ストロンチウムが急増。


その後も、減っていきましたが、


2011年、フクシマ原発事故で

再び、セシウムとストロンチウムが急増。


その後、減ってはいますが、未だに多いです。


12年もたっているのに…ビックリです。


さて、「核兵器は、誰も幸せにしない」と。


あらためて、核兵器を世界中から無くすことが

世界中の人々の命、幸せを守ることだと

感じました。


第五福竜丸の映画を、ぜひ、観てみたいです。



夕方、赤旗の集金に周り、

夜は、議員研修をオンラインで受講しました。


先日、開催されたものですが、

その日は予定が入っていて視聴できず、

見逃し配信の期間が1週間しかなくて…


決算の準備があって忙しいけど、

今日しか見る時間がとれないので

しかたありません💧


講師は、中山徹奈良女子大学名誉教授で、

「少子化に立ち向かうのは地域から

〜異次元の少子化対策批判」です。



内容を要約すると…


異次元の少子化対策は、経済政策が中心。


もちろん必要な事だが、

非正規雇用の拡大、長時間労働、

ジェンダー不平等など、

新自由主義的な政策を

抜本的に改めることが必要。


また、

女性の就労と育児の両立を可能にすること、

子育て家庭だけでなく、

すべての年齢を対象とした働き方改革が必要。


そして、少子化対策の財源は、

社会保険料への上乗せではなく、

大手企業、富裕層に求めるべき。


いつでも誰でも通園制度は、

2026年度から、国の制度として始まるが、

スマホで申し込んで来ても、

子どもも初めての保育園、

保育士も対応が難しく、大変。


また、スマホで申し込むことは、

今後、通常の保育園の申し込みにも拡大され、

保護者と保育園との直接契約につながる。


保育士は2人以上必要だが、

体制をとるのが難しい。


また、1日15人、受け入れないと

採算がとれないため、

公立園がやらざるを得なくなる自治体も。


ネグレクトの親が、

有料のサービスをどれほど利用するか、疑問。


少子化問題はまちくづりの観点で考えるべき。


保育園も学校も、

少子化で保育園や学校を統廃合しているが、

それによって、住みにくいまちとなる。


統廃合ではなく、最低基準の引き下げで

ゆとりある保育、学校にすべき。


保育園については、

国がやらなくても自治体でできる。


一部、財政負担が増えるが、

統廃合による新増設よりも

財政負担を軽減できる。


世界で比較すると

1人の保育士が担当する子どもの最大人数は

スウェーデン6人、フランス15人だが

日本は5歳児は30人で、最多。


5歳児1人当たりの床面積も

スウェーデン7.5u、フランス3.1u

日本は1.98uで、

住まい所に子ども達が詰め込まれている。


そして、幼児教育・保育に対する公的割合

(対GDP比)も

スウェーデン1.64%、フランス1.27%だが、

日本は0.37%。


養育懇案な家庭が増えている。


専門性にふさわしい労働条件の保障が必要。


子どもをはじめ、当事者の声を尊重すべき。


…等々、大変、勉強になりました。


今後の活動にいかしていきたいと思います。


posted by きよこ at 23:01| 福井 ☁| 日記2020.1〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする