今日は、11月15日、16日に開催する
議会報告会の
模擬報告会がありました。
分担してパワポを作りましたが、
実際に、繋げて読むと、
おかしな部分もあって…
少しでも良い報告となるよう、
みんなで意見を出し合い、
パワポを修正しました。
議会報告会の日程は以下の通りです。
ぜひ、お気軽におこしください。
💡11月15日(金)夜6時30分から
プラザ萬象大ホールにて
💡11月16日(土)午前10時30分から
図書館3階研修室にて
お昼休みは、生活相談の対応をして…
午後から、敦賀市議会の
議員研修会があって、参加しました。
講師は、立命館産業社会学部教授の
筒井淳也さん。
研修内容は、
「地域における少子化問題にどう向き合うか」
データによる敦賀市の現状は…
20代後半女性の未婚率が低いが、
出生率は低く、
結婚するが、あまり子どもは産んでいない。
年齢別人口性比は、
女性100人に対して男性が何人か、
というもので、1.04〜1.05が普通。
何故かと言うと、生まれた時から、
男性が4〜5人、女性より多いから。
敦賀市の年齢別人口性比は、
20代前半1.12、20代後半1.24、30代前半1.13。
県内の同程度の人口の自治体に比べ、
女性が不足している。
ちなみに、発電所がある自治体は、
男性の雇用が多いため、極端に高く…
高浜では、
20代前半2.07、20代後半2.23、30代前半1.40。
持ち家率と住宅面積では、
敦賀市は県内で
持ち家率が2番目に低く、
住宅面積では1番狭いため、
住宅事情が不利な部類。
少子化の課題は、
都市部、都市部郊外、非都市部と
3つに分けられるが、
地方の自治体は、「非都市部」に該当する。
非都市部は、
生活コストは安価だが、仕事が少ない。
「結婚 → 出産」が成立するには、
通婚圏(配偶者を決める地域、範囲)での
男女のバランスが必要。
「若者がどこに住むか」は、
ほぼ、仕事のありなしで決まる。
出生の条件は、
地域に安定した仕事、雇用があり、
住居・生活コストが高くないこと、
子育てがしやすいこと。
また、祖父母の支援。
都市部は子育てがしにくいため、
都市部から地方に移住することで、
出生に結びつくケースは多い。
…等々。
次に、3時過ぎから、
「議員のためのハラスメント防止研修」
敦賀市議会ハラスメント防止条例が
9月議会で否決されましたが…
議案が出されたことがきっかけとなり
実現した研修です。
最初、事例のドラマ風の動画を視聴した後、
一般社団法人 公務員研修協会代表理事の
高嶋直人氏の動画を視聴しました。
パワーハラスメントは、日本語だそうで…
「過労死」が日本以外になくて
英語で「karoshi」とされたように、
パワハラも、他の国にはないそうです。
何故かと言うと、雇用形態が違うから…。
外国は、ジョブ型
(職務内容を明確にし、会社と個人が合意して契約)
なのに対し、
日本は、メンバーシップ型という
日本独特の雇用形態だからそうです。
学校を卒業して、一斉に入社し、
部署や勤務地が数年でコロコロ変わり、
定年を迎え、一斉に退職するのも日本だけ。
ちなみに、
年齢で仕事を辞めさせるのは、差別であり、
他の国では認められないことだそうです。
パワハラは、必要悪ではなく、
「心理的安全性」こそが成果につながる、
とのこと。
公務員のパワハラの定義は、民間と違うそうで、
何故かと言うと、
公務員は人事院規則で、
民間は労働施策総合推進法に則っているから。
公務員のパワハラの定義は…
@職務に関する優越的な関係を背景に
おこなわれるもの
A「職員の人権や尊厳を害する」あるいは、
「職員の勤務環境を害することとなる」もの
B業務上必要かつ相当な範囲を超えるもの
これら3つすべてに該当する
「職員に精神的または身体的苦痛を与える言動」
だそうです。
パワハラ発生が見落とされる要因として、
パワハラする人が成果を出す、
弱い人もパワハラする、
上から(周りから)見えにくい。
パワハラをする人のタイプと対応策として…
知識不足タイプ
→正しい内容のハラスメント防止研修で対応
マネジメントスキル不足タイプ
→実践的マネジメント研修で対応可能
自分に問題を抱えているタイプ
→人事配置などで対応
…等々。
ハラスメントの具体例なども示され、
わかりやすい研修でした。
これからも、
自分たちを律するためにも、
繰り返し研修が必要だと感じました。