文教厚生常任委員会の察2日目は、
静岡県の袋井市です。
敦賀市は、学校給食センターの建て替えで、
自校式の給食を無くし、
すべて学校給食を、給食センターで作ります。
そこで、学校給食センターにおける
地産地消、アレルギー給食、食育、防災など、
先進自治体の取り組みを知りたくて、
袋井市を視察しました。
まず、最初に、給食をいただきました。
280円です。
ご飯は、なんと麦ご飯。
袋井市では、栄養を考えて、
時々、麦ご飯を出すそうです。
現在、授業で、大豆について学んでいる
学年があるので、大豆週間だそうで…
今日の主菜は、揚げさんの麻婆豆腐でした。
大豆と煮干しの飴がらめも、
とっても美味しかったです。
お腹いっぱいになりました。
給食を頂いたあと、
スーパー公務員の石塚浩司さんから、
「日本一 みらいにつながる袋井市の給食」
と題した説明を伺いました。
地産地消の取り組みは…
袋井市では、「使用する野菜の3分に1は市内産」
を目標とし、ほぼ実現できているそうです。
青梗菜、小松菜、水菜は、ほぼ100%市内産です。
でも、かつては、袋井市産は、
お茶、お米、メロンぐらい。
人口が増え続け、ピークとなって、
給食センターを新たに作ることになった時、
どんな給食施設を作るのか、議論になり、
「おいしい給食推進室」ができました。
地場産物の推進、アレルギー代替給食のため、
野菜が無い中、農家にお願いにまわり、
ファーマーズに出す内、いくつか回してもらい、
次から、直接、仕入れる約束をするなどして、
徐々に増えたそうです。
また、農家の人が自由に使える倉庫を整備し、
収穫した時に、保存できるようにしました。
17件の生産者と契約し、直接購入するようになり、
平成24年から、令和5年度には、
市内産の使用品目は、15品目から46品目に。
地場産物使用日数は、14日から毎日に増えました。
SDGsの取り組みとして…
規格外ジャガイモを使って、
ジャガイモの甘辛煮を作ったり…
規格外玉ネギを加工して、炒め玉ネギに。
規格外トマトを加工して、トマトピューレを。
規格外大根で、切り干し大根を作ったり、
しているそうです。
かつては、おかずも
冷凍物が多かったそうですが…
素材から手作りすることで、
手作りコロッケなど、
市内産の野菜を使用しやすくなりました。
シュウマイや春巻きも手作りしています。
更に、野菜くずを堆肥化し、
作った野菜を給食で提供しています。
食育の推進では…
給食の感想を書いてもらい、
センターの栄養士が返事を書いています。
栄養教諭・栄養士が学校を訪問し、
生産者を紹介したり、
朝ご飯について指導をしたり…
生活科や社会科と連携したり、
姉妹都市、友好都市の献立や、各国の給食、
静岡県の愛着を育む「ふじっぴー給食」等々。
また、毎日の給食の中で、
食材についてのクイズをしたり。
すごいですね〜
こうした袋井市の学校給食の取り組みは、
文部科学大臣表彰を受けたそうです。
ぜひ、真似できるところは真似したいです。