2024年11月12日

視察2日目は袋井市の「日本一の学校給食」

文教厚生常任委員会の察2日目は、

静岡県の袋井市です。


敦賀市は、学校給食センターの建て替えで、

自校式の給食を無くし、

すべて学校給食を、給食センターで作ります。


そこで、学校給食センターにおける

地産地消、アレルギー給食、食育、防災など、

先進自治体の取り組みを知りたくて、

袋井市を視察しました。


まず、最初に、給食をいただきました。


466490428_17885216529140222_6450819413324875092_n.jpg


280円です。


ご飯は、なんと麦ご飯。


袋井市では、栄養を考えて、

時々、麦ご飯を出すそうです。


現在、授業で、大豆について学んでいる

学年があるので、大豆週間だそうで…


今日の主菜は、揚げさんの麻婆豆腐でした。


大豆と煮干しの飴がらめも、

とっても美味しかったです。


お腹いっぱいになりました。



給食を頂いたあと、

スーパー公務員の石塚浩司さんから、

「日本一 みらいにつながる袋井市の給食」

と題した説明を伺いました。



地産地消の取り組みは…


袋井市では、「使用する野菜の3分に1は市内産」

を目標とし、ほぼ実現できているそうです。


青梗菜、小松菜、水菜は、ほぼ100%市内産です。


でも、かつては、袋井市産は、

お茶、お米、メロンぐらい。


人口が増え続け、ピークとなって、

給食センターを新たに作ることになった時、

どんな給食施設を作るのか、議論になり、

「おいしい給食推進室」ができました。


地場産物の推進、アレルギー代替給食のため、

野菜が無い中、農家にお願いにまわり、

ファーマーズに出す内、いくつか回してもらい、

次から、直接、仕入れる約束をするなどして、

徐々に増えたそうです。


また、農家の人が自由に使える倉庫を整備し、

収穫した時に、保存できるようにしました。


17件の生産者と契約し、直接購入するようになり、

平成24年から、令和5年度には、

市内産の使用品目は、15品目から46品目に。


地場産物使用日数は、14日から毎日に増えました。



SDGsの取り組みとして…


規格外ジャガイモを使って、

ジャガイモの甘辛煮を作ったり…


規格外玉ネギを加工して、炒め玉ネギに。


規格外トマトを加工して、トマトピューレを。


規格外大根で、切り干し大根を作ったり、

しているそうです。


かつては、おかずも

冷凍物が多かったそうですが…


素材から手作りすることで、

手作りコロッケなど、

市内産の野菜を使用しやすくなりました。


シュウマイや春巻きも手作りしています。


更に、野菜くずを堆肥化し、

作った野菜を給食で提供しています。



食育の推進では…


給食の感想を書いてもらい、

センターの栄養士が返事を書いています。


栄養教諭・栄養士が学校を訪問し、

生産者を紹介したり、

朝ご飯について指導をしたり…


生活科や社会科と連携したり、

姉妹都市、友好都市の献立や、各国の給食、

静岡県の愛着を育む「ふじっぴー給食」等々。


また、毎日の給食の中で、

食材についてのクイズをしたり。


すごいですね〜


こうした袋井市の学校給食の取り組みは、

文部科学大臣表彰を受けたそうです。


ぜひ、真似できるところは真似したいです。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☀| 議会、議員活動2013.06〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする