2025年03月03日

竹の歯ブラシとクリアランス推定物


キエーロ歴3年。


竹の歯ブラシは土にかえるらしいので、

今日は、使い古した竹の歯ブラシを

キエーロに埋めました。


どれくらいで消えるのか、楽しみです。


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午後は、介護予防事業の

ふれあいいきいきサロンがありました。


令和7年4月から、令和8年3月までの

手帳を作りました。


1年、あっという間ですね〜


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夜は、クリアランス問題の学習会に

Zoomで参加しました。


講師は、「核のごみキャンペーン関西」

の末田秀一さん。


元大阪府職員とのこと。


敦賀に、クリアランスの処理工場ができるので、

3月議会の代表質問で取り上げるのですが…


お話しをお聞きし、

これまでの勉強不足を反省しました。


クリアランス制度は、

原発の廃炉にともない出てくる

「若干、放射能で汚染されている廃棄物」

をリサイクルするものですが…


いくつか問題があるようです。


まず、クリアランス推定物

(クリアランスレベルと推定される廃棄物)が

測定もされず、敦賀に運び込まれ、

10トンまとめて溶融するそうですが…


放射能の濃度の高いものを、

低いものと混ぜるなど、

希釈処理にならないかということ。


「意図的な希釈は許さない」らしいけど、

うっかりなら許されるのか?


溶融炉の大きさは、

ドイツは3.2トン、スエーデンも3.5トンで、

10トンの溶融炉はどこにもなくて…


溶融してできた金属の塊の放射能レベルが、

例えば、1トンならひっかかるものが、

10トンまとめて溶かすことで、

均一化効果で、ひっかからなくなるのでは?

とのこと。


しかも、福井県は、

「汚染源の系統が特定できないようなものも

認めて欲しい」と要望したとか。


「系統が特定できないようなもの」って何!?


大丈夫なん!?


また、クリアランス制度上、

何に使おうが自由で、追跡記録も表示も不要。


今は、ベンチや車止めなどですが、

そのうち、フライパンや鍋にもなるかも…!?


更に、溶融して金属の塊にするとき、

廃棄物のセシウムは、金属に残らず、

ダスト(ほこり、ちり、ごみ)や

スラグ(副産物)に移行し、

放射性濃度の高いスラグ、ダストができること、


また、溶融する時に、

放射性物質を含む排ガスが出るけれど、

バグフィルターでも100%とれず、

空気中に放出されてしまうこと…などなど。


知れば知るほど、怖いし、胸がズーン…⤵


無害で自然にかえる竹の歯ブラシとは大違いの

原発の廃棄物、クリアランス推定物です。


これまで、「廃炉で、雇用の場の創出を」と、

廃炉ビジネスを求めて来ましたが、

それも、市民の安全、安心が大前提です。


学習会の後、Zoomでの意見交換の中で、

まずは、みなさんに問題を知っていただこう、

そして、監視を強めていこう、ということに。


実際に、この夏に、新会社が設立されます。


福井県は10億2000万円(51%)、

敦賀も2億2800万円、出資します。


これからも安全、安心の敦賀を残すため、

汚染を許さない厳重な監視を、

福井県や敦賀市に求めていきたいと思います。



さて、今日はおひな祭りの日でしたね〜


忙しすぎて、おひなさまも出さなかったし、

桜餅も雛あられも雛ケーキも食べないまま、

1日が終わりました。


ちょっと、残念な、桃の節句でした。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 原発関連2013.6.30〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする