2025年03月05日

私の代表質問が終わりました

今日は、代表質問が行われました。


4番目の私、夕方4時頃かと思っていたら、

5時25分から始まりました。


質問は、

1 市政のあり方について

2 暮らしを守る公契約条例について

3 原発リサイクルの新会社について


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まず、

1 市政のあり方について


令和7年度当初予算では、

ねたきり老人等介護福祉手当の廃止や、

道路照明灯の町内の負担を

25%から30%引き上げたり…

39の事業で、1億6300万円が削減されました。


でも、それ以外にも、

団体の補助金を削減したり、いろいろあります。


そのため、

市民に関わるものは、ムリな削減はせず、

市民の声を充分、聞くこと、

必要な経費は、ムリに削減しないよう

求めました。


また、敦賀市は人件費が多いため、

定員管理計画を策定することを検討する、

とのことですが、

人件費についても、退職者が増え、

募集しても応募が減っている現状があります。


そこで、人件費の削減よりも、

職員が、やりがいを感じ働き続けられるよう

処遇改善が必要、と求めました。


また、公共施設が多いため、

施設の統廃合を進める、とのことですが…


敦賀市は、維持管理費の負担を減らすため、

公共施設の面積を2割削減する計画を

平成29年度に策定していますが…


計画策定時の面積40.3万uから、

現在、1万u増え、41.3万uになっていて、

令和8年度に、更に1.0万u増える、

ということが、質問してわかりました。


計画ができたとき、

観光開発で必要と思えば増やすだろうし、

結局、減らないんじゃ無い?と思いましたが、

その通りになっています。


しかも、これからも

大型プロジェクトが予定されてて、

益々、増える予定です。


計画通りに減らそうとしているのは、

保育所と市営住宅だけ…?


そこで、自治体の仕事は、

住民の福祉の増進であり、

「市政のあり方」として、

不要不急のハコモノよりも

福祉、暮らし応援の市政を、と求めました。


2 暮らしを守る公契約条例について


行政の仕事の民営化、民間委託、

施設の指定管理者制度が増える中、

自治体として、

仕事を受ける業者が暮らせる所得を

保障することが必要です。


特に、請負業の方は最低賃金の保障は無く、

敦賀でも、時給で換算すると

最低賃金以下で働いている方がおられます。


そこで、「公契約条例」の出番です。


「公契約条例」は、

自治体が発注する公共工事、業務委託などに

従事する従事者の賃金や報酬の下限額を設定し、

自治体・受注者の責任などを契約事項に

加えることを定めたものです。


最近では、人権、環境、福祉、公正労働、

男女共同参画、障がい者雇用などを

盛り込んだ条例もでてきました。


公契約条例を作った自治体では、

労働環境の向上、地域の雇用の促進、

公共サービスの質の向上、

地域経済の活性化、男女共同参画、

障害者雇用の社会的価値の向上など

効果があるようで…


敦賀市でも、条例を作るよう求めました。


実は、この質問は3回目です。


答弁は、相変わらず、否。


これからも、求めて行きたいと思います。


3 原発リサイクルの新会社について


私の質問で、クリアランス集中処理会社が

敦賀市の浦底、水産試験場の上の

日本原電の敷地にできることがわかりました。


雇用者数は50名。


県内の原発のクリアランス推定物を

溶融炉で溶かして金属の塊をつくります。


でも、クリアランス集中処理事業には、

問題がいくつもあって…


クリアランス物のリスクは、

低いけれど、ゼロではありません。


しかも、運ばれてくるのは、

放射能レベルを測定せず、

クリアランスレベルと「推定」される物。


溶融炉で金属の塊にしてから、測定し…


低ければ、加工する工場へ運び、

高ければ、電力会社に返します。


でも…

他に例がない10トンの大容量の溶融炉。


濃度の高いものと低いものを混ぜれば、

希釈されて、均一化効果で、

測定しても引っかからない金属の塊が

できる、ということもあり得ます。


また、溶融して金属の塊にするとき、

廃棄物の放射能は、金属に残らず、

ダスト(ほこり、ちり)やスラグに移行し、

放射性濃度の高いダススラグができます。


更に、溶融する時に、

放射性物質を含む排ガスが出ますが、

バグフィルターでも100%とれず、

空気中に放出されてしまいます。


なので、

市民説明会を実施するよう求めたところ、

県から、新会社に説明するよう求める、

とのことでした。


最後に、クリアランス集中処理工場を

敦賀に作るのであれば、

クリアランス推定物ではなく…


今まで通り、発電所内で測定し、

放射性物質を除染したクリアランス物を

運んでくるよう求めるべき、と求めたところ…


市長「クリアランスを運んで来るのであれば、

クリアランス集中処理工場の意味がない」と。


残念です。


最後に、市民の命、健康を守るためにも、

声を上げていく決意を述べたところで、

ブザーが鳴り、時間切れ。


通告した質問はすべてやり終えました。


今回は、珍しく早口にならず、

最後まで丁寧にできました。


良かった、良かった。


傍聴者はおられませんでしたが、

RCNやネット中継で見られた方から、

その後、メールやLINEで、

「良い質問でした」等々、届き…


私としては、反省点もありましたが…

市民の声を届ける役割が果たせたようで

良かったです。


代表質問は3月議会だけ。


次回から一般質問です。


取り上げたい課題はたくさんあります。


これからも、市民の声を届け、

福祉、暮らしを守る提案を

していきたいと思います。


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする