分科会でした。
私は、文教厚生分科会です。
文化交流部、教育委員会、
福祉保健部、敦賀病院の
令和6年度決算について、
審査しました。
分科会では、質疑の回数制限はなく、
わりとつっこんで質疑ができるので、
はりきって?質疑をしました。
タブレットはこんな感じ。
2画面の機能で、
二つの書類が同時に見れます。
左が決算書で、右が事業概要説明書。
ペンで書くと、文字が変になるんで、
私は、主に、
付箋機能を使って書き込んでいます。
ずっと画面を見ていると、
文字がぼやけてきて、見にくくなります(;´Д`)
特に、左の決算書、
文字が小さすぎて見えない(;´Д`)
さて、文教厚生分科会が終わった後、
文教厚生常任委員会がひらかれました。
そこで、「新しい敦賀」から、
野坂山の「少年自然の家」を廃止する、
という敦賀市の方針にたいし
文教厚生常任委員会として、
所管事務調査をしてはどうか、
と提案がありました。
私は、賛成しましたが…
「調査をしても、理事者の回答は、
説明会と同じだし、必要無い」等々、
反対意見が出され、
多数決の結果、賛成は二人だけ。
反対多数で、
調査をしないことが決まりました。
残念です。
さて、二日間の令和6年度決算認定の
審査でわかったことを、
若干ご紹介します。
私は、予算でも、決算でも、
職員の状況についてお聞きしています。
令和6年度は、
職員の退職が定年4名で、
その他勧奨や自己都合など23名もおられ、
職種で言うと
保育士さんが11名で、多かったです。
年代別では、
20代が5名、30代が8名…と、
若い方の退職が多かったです。
また、
会計年度任用職員(非正規)の
退職も21名で…
職種では、
保育関係者が8名おられました。
保育士や児童クラブの職員の退職が多く、
現場の大変なようすがわかります。
働く環境も含めた処遇改善が
必要不可欠です。
市民税では、令和6年度から、
復興税に代わり、
森林環境税の徴収が始まり、
34518人の住民税に1000円上乗せされ
3451.8万円を徴収し、国へ納めました。
復興税は、
平成23年の東日本大震災をうけ
平成25年度から始まったもので、
住民税に上乗せされた1000円のうち、
500円は福井県、500円は敦賀市の
防災の財源に使われてきました。
令和5年度で法律で決めた期限が切れ…
日本共産党は、国会でも、
地方議会でも反対しましたが
引き続き、令和6年度から、
森林環境税を徴収しています。
森林環境税は、いったん国に納めた後、
森林整備の財源として、森林環境譲与税が、
私有林人工林の面積、林業就業者数、人口を
もとに算出され戻ってきますが…
人口も含めるため、
横浜市、浜松市、大阪市…などは
森林は少ないのに、たくさんもらえます。
矛盾している、ということで問題となり、
国は、森林の面積割を増やしたそうですが…
それでも、令和6年度の
敦賀市の森林環境譲与税は1760.7万円…
納めた3451.8万円の約半分でした。
敦賀の面積の8割が森林だというのに…
納得できません=3
市税の滞納状況は、
コロナ禍ほどではなくても、多く、
生活の困窮状況を表しています。
生活保護世帯は若干、減っていますが、
生活困窮者自立支援の利用者は多く、
のべ相談者数、
自立支援のプラン作成数、
学習支援教室登録者数、
家計相談支援は、過去最多です。
子育て世帯の貧困も、深刻です。
給食費、学用品費など支援する
小学校、中学校の就学援助の利用も
過去最多を更新し続けています。
このような中、敦賀市では、
大型プロジェクトが目白押しで
地方債残高が、283億4577万円で、
過去最多となりました。
一方、敦賀市の基金積立高も
過去最多で、254億2143万円。
その差額は、わずか29億円。
これまで、借金の方が100億も多い、
なんて年がずっとあったわけですが…
今は、
借金は多いけど、貯金も多い状況です。
それが、健全財政とされる所以ですね〜
こうした中、敦賀市は、
金ケ崎周辺整備、気比の杜構想など
まだまだ続く大型プロジェクトに備え、
過去の借金、2億6223万円を
一般財源を使って繰上返済をしました。
これによって、
敦賀市の将来負担が1000万円、
軽減されるそうですが…
将来の負担軽減も大事かもしれないけど、
今の、物価高騰で大変な
市民の暮らし応援に力を入れるべきでは?
そもそも、
金ケ崎の緑地のオーベルジュとか、
気比の杜構想とか…必要ですか?
などと、決算を見ながら感じました。
次は、6日の予算決算常任委員会の全体会で、
補正予算と決算認定について、
分科会長報告の後、討論、採決があります。
しっかり、準備をしたいと思います。

