2025年10月14日

文教視察で加賀市「地域包括ケアシステムについて」

敦賀市議会の

文教厚生常任委員会の視察で加賀市へ。


「地域包括ケアシステムについについて

〜地域密着型サービスとの地域づくり〜」

について、お話しを伺ってきました。


加賀市では、

「地域包括支援センターブランチ」

を7つの圏域に、17カ所、整備しています。


ブランチとは、

介護や福祉、保健などの総合相談窓口のこと。


17のブランチのうち、15は

通いも、訪問も、急なお泊まりもできる

小規模な介護施設(小規模多機能事業所)に

併設(委託)しています。


他は、グループホームと

小規模特別養護老人ホームです。


ブランチの事業は、

高齢者の個別相談、支援、

24時間365日対応で、

緊急宿泊もできます。


そして、介護予防、健康づくりも

ブランチで開催され、


地域型元気はつらつ塾は週1回。


地域の協力員が、

ボランティアで来てくれて、


12カ所は、事業所が送迎し、

他、5カ所は3つのNPOに加賀市が委託し、

有償ボランティアの運転手が送迎。


すごいですね〜


敦賀でも、ふれあいサロンの会場まで

行けなくなった高齢者がおられ、

参加者が減っている地域があるそうです。


送迎ボランティア、うらやましいです。



さて、ブランチは、国の制度で、

加賀市の特徴は、

コーディネーター業務も委託していること、

だとか。


ただ、ブランチは、

ケアプランは作成できないので

市の地域包括支援センターが

全市の要支援の方のケアプランを

作っているそうです。


ちなみに、市の地域包括支援センターは

事務職も含め12名体制だそうです。


国の重層的支援体制整備事業については、

今の体制ではややこしくなるので

やっていないそうです。



地域地域包括支援センターは、

主任ケアマネや保健師、

社会福祉士などの資格を持った人が

いないとできないので


国は中学校区に1つと言うものの、

それだけの職員確保は難しく…


敦賀市は、市役所内の基幹型と

社協と和(なごみ)の3ヶ所しか無く

それ以上増やせないでいます。


大変、勉強になったので、

今後、ブランチについて、

他の自治体も調べてみたいと思います。



さて、明日も文教厚生常任委員会で

金沢市、富山の南砺市、砺波市に

視察に行きますが…


旅費規程では、日帰りの範囲。


しかも、加賀は、新幹線は使えず

特急は新幹線開業とともに廃止されたから、

鈍行で行くしかなく…


大変なので、今日は、マイクロバスで

行って帰って来ました。


議員になって長いですが、

2日間の短い視察、←いつも3日間

しかも毎日、日帰りなんて初めてです。


行ったり来たりで大変ですが、

帰って活動できるし、

お家の布団で寝られるし、楽かもv


posted by きよこ at 23:00| 福井 ☁| 議会、議員活動2016.11〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする