26日、原子力事業者からの
議会前の議員説明会がありました。
かつては、会派ごとに開催されてましたが、
今は、原子力発電所特別委員会の委員のみです。
さて、日本原電からの説明の後…
日本原電2号機について、
規制委員会が新規制基準の適合性審査を
中断したことについて、
何人もの議員から質問が出されました。
2015年、規制委員会の有識者会合が
敦賀2号基の直下の断層を活断層と評価。
その後、日本原電は、独自の調査結果を示し、
「活断層ではない」と、主張し続けています。
ところが、2019年、そのデータに1140カ所、
3112ページにもわたる不備が見つかりました。
更に、2020年2月には、
80カ所のデータの書き換えが見つかりました。
日本原電は、故意ではない、
元データの上に新しいデータを
上書きしてはいけないことを知らなかっただけ、と。
この後、日本原電は根本原因分析を行い、
この間、6回の規制検査を受けましたが…
8月18日、規制委員会は審査を中断する、と。
宿題として、調査データを全て明記すること、
複数のデータは上書きせず記載することなど
出されたそうです。
3月に終えるはずだった根本原因分析について、
4つのうち時系列と問題点は
規制委員会に報告済みだが、まだ2つは途中とのこと。
残りは、問題の背後にある組織的な要因の分析、
そして、是正措置について。
すでに規制委員会に示したとのことですが…
活断層を活断層でないと言い切り、
後から認めることは前にもありました。←浦底断層
そろそろ、活断層と認めても良いのでは?
だいたい、直下でなくても、
敷地内に浦底断層があります。
浦底断層は、柳ヶ瀬山断層帯などと連動して動くと
M8.2の直下型の地震が起きる可能性があります。
住民の安全、安心のためにも、活断層と認めて
廃炉の決断をしていただきたいものです。
その後、日本原子力研究開発機構から、
もんじゅとふげんの廃炉措置について、
現状をお聞きしました。
さて、毎議会前の原発説明会が終わり、
いよいよ、議会だなぁ〜と実感。
予算は一通り見ましたが、
質疑の通告、一般質問の準備はこれからです。
がんばらなくちゃ〜💨
2021年08月26日
2013年06月23日
映画「渡されたバトン〜さよなら原発」
22日、夜、福井市の国際交流会館で上映された映画「渡されたバトン〜さよなら原発」を観ました。
新潟県の巻町でふってわいた「原発建設計画」。
反対すればするほど土地や漁業権の値段が跳ね上がる…そんな思惑で、反対運動をする住民。
もちろん、心から反対する人もいて、原発の賛否をめぐって街の人々の心が引き裂かれていく姿は、観ていてもとっても辛かったです。
その後のアメリカスリーマイル島の事故、チェルノブイリの事故…。
住民投票条例をめぐる運動にどんどん仲間が増えていきます。
先祖代々から引き継がれてきたバトン、次の世代に、大気汚染や原発をつけてバトンを渡していいのか
子ども達を思う、そんな娘の気持ちに、かたくなに原発推進でがんばってきたお父さんの心も揺らいでいきます…。
巻町での原発反対の運動がどんどん盛り上がっていって…。
とにかく、涙、涙、涙…
最後、エンディングロールで、都道府県別に、映画作成に寄付をした団体名がずらりと表示されるのですが…「福島県」の県名の後にずら〜っと流れるものすごい数の団体名。
それを観ただけで胸が熱くなり…涙、涙、涙…
映画が終わり、電気がついた時に、泣きすぎて目が真っ赤で恥ずかしかったです。
会場のロビーに、「バトン」の彫刻が飾られていました。
実は、福井県の彫刻家の方が、映画の趣旨と自分の作品の趣旨が同じと、展示して下さったそうです。
受け取ったバトン、次の世代には、原発の無いバトン、核兵器の無いバトンを渡さなきゃ
6.2原発ゼロ集会の報告会
22日、午後、「6.2原発ゼロめざす中央集会」の報告会をかねた3.11さよなら原発福井県集会嶺南実行委員会の会合がありました。
残念ながら集会に行けなかった、というみなさんにも集会の様子を知って頂こうと、当日の写真をスライドで映したり、バスの中やステージで歌いかわされた歌を参加者で歌ったり…
参加者されたみなさんから感想を話してもらったり…。
集会では若い人達の活躍が目立ったのですが、嶺南でも、ぜひ、繋がりを広げていこうと、8月に学習会をすることを決めました。
内容、期日、講師はこうご期待
秋に集会も予定されているので…忙しくなりそうです
2013年06月22日
敦賀3,4号機の住民投票の運動と映画「渡されたバトン」
今日(22日)、映画「渡されたバトン さよなら原発」の福井上映会です。
脚本はジェームス三木で、新潟県巻町で原発建設を阻止した物語です。
と き 22日 10時、14時、18時の3回上映
ところ 福井県国際交流会館多目的ホール
入場料 前売り1200円 当日1500円
お問い合わせ 0776-27-6648
1993年の冬、敦賀でも日本原電3,4号機増設の是非を問う住民投票を求める運動があり、私も署名をあつめに軒並み回りました。
ほとんどの家で断られず、「もう、これ以上、原発はいらない」「子どもや孫の代まではいらない」「原発事故が心配」「住民に是非を問うことは必要」等々、署名をしてくれました。
障がいを持った方は、家の中をはって出てきてくれて署名をしてくれました。
「原発事故が心配で、ムラサキツユクサを植えている」というおばあちゃんもいました。
当時、必要な署名は有権者の50分の1で、1200筆。
住民票に登録された正式の住所でないとダメ。
印鑑もしくは拇印が必要。
署名を集められる期間は1ヶ月。
限られた日数の中ではありますが、集まった署名は、必要な数の10倍以上、12000筆を超える署名が集まりました。
そして、1993年12月の臨時議会。
「住民投票条例」に賛成したのは共産党市議3名ともう1名だけ。
いとも簡単に不採択とされてしまいました。
その後、1996年夏、新潟県の巻町で原発建設の是非を問う住民投票が行われ、福井からも何人か応援に行きました。
私は子どもが小さかったので行けませんでしたが、夫が我が家を代表して行ってくれました。
そして…巻町では原発建設反対派が圧勝
その後、裁判もあったそうですが、2004年、東北電力は原子炉設置許可申請を取り下げました
さて、下の写真は巻町へ応援に行った面々…。
左から…故上野寿雄元敦賀市議、故山田興宗敦賀市議、渡辺三郎元福井県議と佐藤正雄福井県議。
当時、こんな看板が町のあちこちにたてられたそうです。
福島原発の事故の後となっては、私たちの目には白々しく見えますが、残念ながら、今の安倍政権の売り文句と一緒…
さて、映画は夜、観に行きます
楽しみです
ところ 福井県国際交流会館多目的ホール
入場料 前売り1200円 当日1500円
お問い合わせ 0776-27-6648
2013年06月19日
50回目の金曜行動
21日の夕方6時から、県庁前で50回目の金曜行動が行われます。
去年の7月から、暑い日も、雨の日も、寒い雪の日も…毎週、ずっと続けて来て50回
でも…この日は、粟野地区の福祉委員会の会議、町内の役員会、新婦人の会議…と、会議が3つ入ってて…悩んだ末、福祉委員会の会議に出席します。
遠く敦賀から「がんばれ〜」と、福井のみなさんを応援してます。
原子力防災の学習会
17日、夜、日本共産党福井県委員会主催の「原子力防災計画の学習会」がありました。
今回の学習から学んだこと多いので、9月議会の一般質問でいかしたいと思います。
山田参院候補があいさつし、つづいて佐藤正雄・福井県議から美浜でおこなわれた原子力防災訓練について、問題点、課題などの報告がありました。
学習会の講師は、石川県の科学者会議の児玉一八氏。
福島、福井での放射線測定結果などもおりまぜならが、福井県の原子力防災訓練の改善すべき点や、SPEEDIの活用などについてお話がありました。
2013年06月18日
新和町1丁目の避難場所「福井市立河合小学校」へ
17日、一般質問の初日。
終了後、すぐ、福井市社会福祉センターで開催される「原子力防災の学習会」に参加すべく福井市へ…。
高速を使って行ったら早く着いたので、ついでに、敦賀原発が過酷事故を起こしたとき、新和町1丁目の住民の避難場所として福井県が指定している河合小学校と河合公民館の見学をしてきました。
どこにあるの…???
カーナビで案内されるまま車を走らせると…遠い〜
福井市の端っこ、坂井市の手前の田んぼの中に河合小学校がありました。
少し離れたところに河合公民館。
さて、実際に事故が起きたとき、我が町内の住民300名ほど…いったいどうやってここまで来るのか?
敦賀市職員が各避難所を回って市民の世話をするそうですが…旧清水町から坂井市の手前まで…広範な福井市内に散らばっている市民の世話を本当にできるのか?
いろいろ考えながら、原子力防災の学習会に参加すべく河合小学校を後にしました。
2013年06月12日
3.11メモリアルアクションの報告集づくり
12日夕方5時から福井市で、「3.11メモリアルアクション〜原発のない新しい福井へ」の報告集の第1回編集委員会が開かれました。
一般質問の発言通告書の〆切が午後1時。
今回、私にしては超めずらしく余裕を持って12時半までに提出
さて、編集委員会では、8月11日発行予定で「記録集」をつくることが決まりました
6月は議会、7月は参議院選挙…うぅ〜〜〜 たいへんです
その後、3時までに各課担当者からの聞き取りを終わらせ、下道で福井市へ
無事、5時までに会場に到着し、おそ〜い昼食(時間的には夕食?)
2013年06月11日
11日、市民行進の日。
11日は「原発ゼロめざす市民行進」の日。
2011年7月11日から、毎月、福井市で行われています。
私は、今日は予算決算常任委員会があるので行けませんが、気持ちは一つ
2013年06月10日
母親大会で鎌仲さんの講演
9日、福井県教育センターで開催された福井県母親大会に参加しました。
はじめに映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を観ました。
2011年12月に大野市で観たので、2回目です。
山口県の祝島では、29年間、中部電力の上関原発建設に反対し運動しています。
29年間、毎週、休まずデモをしているおばあちゃんたち…。
暮らしがかかっている、と船上抗議をする漁業者。
「祝島で暮らしたい」とUターンして農業、業業をしながら、原発反対運動に取り組む若い人達…。
2回目ですが…感動して涙、涙、涙
さて、映画の後、映画を作った鎌仲ひとみさんの講演がありましたが…ビックリ
「ミツバチの羽音と地球の回転」「六カ所村ラプソディ−」で登場する鎌仲さんのイメージと全然違って、とっても明るくユニークな方でした
1998年、NHKでテレビ番組をつくるためイラクに行って、劣化ウラン弾で被曝した子ども達が、抗がん剤も無く、死んでいく姿を見てショックを受けた。
日本で600万人が放送を見たが心に届いていないことが分かり、映画を撮るようになった、とのこと。
また、テレビの取材でイラクに行った時、バグダッドでアメリカの空爆にあったが、劣化ウラン弾によって被曝していたことが後で分かった。
日本は被爆国でありながら、放射能のことを学校で教えないし、知らされていない。
福島の親子は、政府が「福島は安全です」と言うたびに、「私たちは見捨てられた」と感じている。
エネルギーと戦争は深く関わっている。
アメリカがイラクを攻撃したのも油田が欲しかったから。
また、原発の燃料をつくる行程で出来る残りかすで劣化ウラン弾が作られているため、日本の原発がアメリカの核兵器戦略を支えていると言える。
だから、原発をなくし、再生可能エネルギーをすすめることは、平和に繋がる。
また、エネルギーは民主主義の問題とも深く関わっている。
祝島でも六カ所村でも、民主主義が無く押しつけられている。
民主的にすすめるためには、情報公開、住民参加が大切。
などなど…。
もっと聞きたかったのですが、残念ながら時間ぎれ…
現在、5作目を作成中とのこと、ぜひ、観たいです
2013年06月08日
敦賀市議会に規制庁などが説明
6日、敦賀市議会で、2つの説明会がありました。
一つは「もんじゅ」の約1万件の機器点検漏れによる運転再開に向けた活動の禁止命令について。
原子力規制庁、文部科学省、日本原子力研究開発機構よりそれぞれ経過と今後の計画について説明がありました。
広井博もんじゅ所長が「自ら定めたルールを守れず、信頼を傷つける結果となり大変申し訳ない」と陳謝しました。
「お上からの命令ありきではないか」「国は規制するのが先行し、今後の原子力政策を示していない」との意見が出されました。
次に、原子力規制委員会が日本原電の敦賀原発敷地内の破砕帯を活断層と評価した問題について。
まず、原子力規制庁から、活断層と認定した経緯など説明などがありました。
これに対し、原発を推進するみなさんから不満が続出。
まず、説明について…
「なぜ(規制委の)田中俊一委員長が説明に来ないのか」
「規制委員会の委員長をはじめ、責任ある立場の人が来ないのはコミュニケーション不足だ」
「実績作りとしか思えない」などなど…
活断層との評価について…
「原電がまだ調査中なのに結論を出したのはおかしい」
「規制さえすればいいという姿勢では、地元との信頼関係が築けるはずがない」
「福島の事故は大変だったからといって全部の原発を同じ枠に、はめ込むのはどうか」
その後、日本原電側から「規制委の評価は断じて受け入れがたい」と、日本原電として破砕帯の評価、今後の取りまとめなどについて説明がありました。
当初、1時から3時半までの予定でしたが…終了したのは5時半でした。
「なぜ(規制委の)田中俊一委員長が説明に来ないのか」
「規制委員会の委員長をはじめ、責任ある立場の人が来ないのはコミュニケーション不足だ」
「実績作りとしか思えない」などなど…
「原電がまだ調査中なのに結論を出したのはおかしい」
「規制さえすればいいという姿勢では、地元との信頼関係が築けるはずがない」
「福島の事故は大変だったからといって全部の原発を同じ枠に、はめ込むのはどうか」
「たった二日間の現地調査でなぜ結論を出すのか」
「原発反対派の人がチームには入っており、公平な判断ができるのか」
「福島出身者もチームに入れるべきでない」などなど…「原発反対派の人がチームには入っており、公平な判断ができるのか」
先日、地区党として規制庁に要望書を提出し、交渉した際、キチンと説明のできる人を…と求めたところ、津波や活断層について説明できる職員が東京から来られていましたが、「データーなど示されてもわからない。規制委員会、そのものが不信だ」とのこと。
「田中さんが説明に来ても納得できない」との発言もあったので、6月末の日本原電の調査結果を検討し、田中委員長が説明に来て「活断層」と説明しても、みなさん、納得しないような気が…
さて…夜、テレビのニュースを見た方から電話がありました。
「市議会、どうなってるの あれでは、議会も市民もみんなが原発賛成って思われてしまう」と…。
私も発言したのですが、報道されていなかったようなので、有識者会合が破砕帯を活断層と評価したことについて、これまで個々の原子力施設の安全審査などに関わったことのない学識経験者らの評価として「信頼できる」とのべ、これまでの日本原電の活断層調査についても「活断層はない」ことが前提であり不十分と指摘したことを説明したら、安心されてました。
福島原発事故後、「原発を廃炉にして欲しい」という市民が増えています。
「廃炉でもいいから早く仕事を」という市民も増えています。
住民の安全のためにも、雇用のためにも、日本原電は廃炉の決断をすべきです。