東日本大震災から12年。
まず、犠牲になられたみなさまに、
心から哀悼の意を表するとともに
被災者のみなさまにお見舞いを申し上げます。
さて…
福島原発事故の翌年の3月11日、
何かできないか?と、有志で実行委員会をつくり、
敦賀で「さよなら原発福井県集会」を開催。
1000人を超える方が集会に参加され、
その後も毎年、福井市、越前市、鯖江市、小浜市…
と、会場を変えながら開催してきました。
コロナ禍で1年だけ、お休みしましたが、
その後はオンラインでも参加できるようにし
敦賀では、毎回、視聴会を開催しています。
今年も敦賀の視聴会には、
敦賀、美浜、若狭、小浜、おおいなどから
お越し頂きました。
今年の集会のメインテーマは、
「岸田政権の原発回帰を許さない」です。
まず始めに、敦賀のお寺の住職さんが開会の挨拶。

次に、ふくしま復興共同センターの代表委員の
斎藤富春さんのビデオメッセージ。
汚染水の海洋投棄を世論と運動でやめさせよう
と呼びかけました。
今回、講演が2つ。
宗川吉汪・京都工芸繊維大学名誉教授による記念講演
「3.11から12年 改めて問う 原発と放射能」は…
原発事故を消し去ろうとする動きがあるが、
原発事故の核心は、放射能被ばくの被害と「恐怖」。
福島の大規模検査で発見された甲状腺ガンについて
すべてを原発事故と無関係とする「通常発症」理論も、
すべてを原発事故の由来とする「被ばく発症」理論も、
誤りで、被ばく発症が多数存在する「被ばくあり」
理論が正しい…と。
なるほど〜です。
老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟団事務局長
藤川誠二弁護士の特別講演
「60年超の超長期運転を許すな」は…
藤川弁護士は、国会に提出された
原発関連5法「改正」案の問題点を話されました。
政府は、福島原発事故を教訓に、
推進機関と規制機関を分けるため、
原子力規制委員会をつくりました。
ところが、岸田政権の法案では、
運転延長の許認可権限を、
推進側である経済産業大臣に移し、
推進と規制を一体に戻してしまう、と。
また、原則40年、その後の20年延長の判断理由は、
「脱炭素社会の実現」「電気の安定供給の確保」等の
観点を加えている。
これは、安全性の軽視である。
しかも、運転期間の制限を撤廃し、
60年超、70年超を認めようとしている…等々。
大変、勉強になりました。
こんなひどい法案を許すわけにはいきません💢
山本富士夫福井大学名誉教授は、
閉会挨拶で、無謀な原発推進の岸田政権や
福井県政を変えようと、締めくくりました。
集会の後、福井ではパレードやスタンディングが
行われたようですが、
敦賀では、プラザ萬象の交差点で
参加者有志でスタンディングをやりました。
敦賀の視聴会後のスタンディングは初めて。
若い青年もいて、元気もらいながら
みんなでがんばりました❗
