福井県社保協の総会と
記念講演がありました。
講演は、長谷川敏郎氏の
「令和の米騒動の基底に、
貧困と格差の拡大がある。
食料自給率向上で
みんなが安心して食べられる社会を!」
長谷川さんは、
牛を飼い、堆肥を作って、
農薬を使わず、お米を作り、
里山を手入れして、
薪ボイラーを使って…
など、アグロエコロジー農法を
実践されています。
昨年6月に、福井県母親大会でも
お話しをお聞きしましたが…
その頃は、米価高騰前。
なので、たいへん興味深いお話しで、
たくさんの方が参加されました。
要約すると…
実質賃金の低下と、
米価の下落は連動していおり、
基底には、貧困と格差の拡大がある。
エンゲル係数は、増えてきており、
相対的貧困率は、15.4%
約1800万人が、
貧困ライン以下で暮らしており、
食べたくても食べられない人々が増加。
2020年〜2022年の飢餓・食料不安の
割合は、3.2%で、
日本は、国連公認の飢餓国に認定された。
あのアメリカでも、
食糧支援制度を作り、
農家と国民を守ろうとしている。
小泉備蓄米放出劇場は、
官製の米価格破壊を招き、
これまでの米流通を破壊し、
大手流通資本の算入を許した。
また、ミニマムアクセス米を変質させ、
アメリカのお米の居場所を作った。
価格暴落で脅し、
需要に応じた生産量を押し付ける
減反政策によって、
2023年度から、
在庫が不足するようになった。
↑ 棒線のオレンジは需要量、緑は生産量
コロナ禍で米消費が減り、
20〜30万トン過剰で買いたたき、
50万トンも減反を拡大した。
その後、気候危機で、
お米の高温障がいが深刻に。
米不足の最大の原因は、
中小家族農業を撤退におい込んだこと。
2000年に174.6万戸だった米農家は、
今では、53万戸に。
食料自給率は38%に。
農家を支える制度が必要。
石破首相は「増産・減反廃止」と
閣議決定したが、
それは、田植えが終わった後のこと。
しかも、輸出のための増産。
トランプ関税で、アメリカ言いなりで、
大豆、トウモロコシ、ジャガイモ、
米まで差し出し、食糧主権を放棄。
アメリカのカルローズ米は、
日本では禁止されている
殺虫剤、殺菌剤が使われている。
こうした中、アメリカでは、
子ども達の健康破壊が増えている。
日本の穀物自給率は、
世界185ヶ国中129位。
2度と米不足をおこさないため、
米を増産し、
充分な備蓄を求める運動が必要。
製造業と違い、
水田経営の大規模化は、
コスト減にならず、補助金頼みで、
逆に、粗収益では赤字。
政府が進めようとしている乾田直播は、
適した米の品種は限られており、
手間がかかり、除草剤も大量に必要。
そのため、
工業的な農業ではなく、
アグロエコロジーの農業へ転換すべき。
学校給食の地産地消など、
地域からアグロエコロジーで、
自給率の向上を!
地域の農産物を創る人、食べる人を増やす。
日本の穀物自給率は28%。
アセアン10ヶ国では、
100%を超える国が多い。
穀物自給率が低い国ほど、不安定。
農業は平和を支える産業であり、
食糧増産こそ、安全保障の要。
食べることは、権利。
ミサイルよりミルク、
軍事費より、農業予算を!
農業無くしては、
憲法25条の生存権は成り立たない。
自国で作れる食べ物は、
国内で自給する、当たり前の国を
未来世代に引き継ぐ責務がある。
日本がミニマムアクセス米により
米の価格が減り、米農家が減り、
自給率が減っているように、
日本が米を輸出することで、
輸出国の自給率を低める事に繋がる。
食料自給率向上の運動は、
東アジアの平和に貢献する。
パワーポイントを使って、
わかりやすく話されました。
私たちの食を守り、安全保障のためにも、
日本の農業を守らなくては!
そのためにも、政治を変えなくては!
と強く感じた講演でした。
その後、県社保協の総会があり、
一年間の活動報告と、
これから一年の活動方針を決めました。
あらためて、社会保障、医療、介護について、
もっと勉強しなくては〜と反省…(;´Д`)
さぁ、明日から9月議会が始まります。
本会議での質疑の準備をしなくては〜
がんばります!

